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report
vsデンソー第1戦
- 2019年02月09日
- admin
山梨クィンビーズ69●– ○ 103 デンソー
ボックススコアと動画はこちらをご覧ください。
長野県は横井・内堀の出身地、そして山梨からも高速利用で1時間30分前後で到着する伊那市とあって、約700名の観客で埋まった会場内は、まるでホームゲームのような声援が選手に送られた。
正月明けの後半戦、連戦の初戦は試合の入りから点差を開かれ苦しい展開になることが多かったクィーンビーズだが、今日は落ち着いた試合運び。1Q終了時点で10対22の12点差で2Qへ。しかし2Q開始から約4分間は得点が入らず、点差は開き11対30。ここで星田を投入し、この試合はじめての内堀との2ガードが功を奏し、連続得点と前から当たるディフェンスでデンソーのファウルを誘いクィーンビーズがリズムを引き戻す。一旦は20対30と10点差まで詰め寄るが、デンソーのタイムアウト後、180cm代の選手をゴール下に配するデンソーに苦戦するが、なんとか粘り前半を31対48の17点差で終了。
試合前「デンソーの高さを抑えるには高いところからアグレッシブなディフェンスで出来るだけゴールから遠いところで勝負することが大事」と伊與田コーチは話していたが、意識していたほどのプレッシャーを相手に与えられないのか、後半はデンソーにボールを繋がれる。繋がれた結果インサイドへのパスを通され、点差は開く一方。
クィーンビーズは得点を詰めたいが為に単発なシュートを打ち急ぐ傾向が見え、そのシュートが外れるとリバウンドを支配され、そこからデンソーに走られる悪い展開。結果3Q終了時点で45対80と35点差となり勝敗の行方はほぼ見えてしまい、結局69対103でクィーンビーズの敗退となった。
試合後に話を聞いた数人の選手は「クィーンビーズはディフェンス」と声を揃えたが、今日はまだ、そこでの消化不良が見られた試合だった。チームに残された今季の試合は明日の1試合のみ。明日は、コートを走り回り、ボールに喰らい付き、そして取り組んできた全てを出し切って今シーズンを締めくくってもらいたい。
今季最終戦も本日と同じ伊那市民体育館でのデンソー戦、14時ティップオフです。
皆様の熱い声援お待ちしています!!
選手・コーチの談話
伊與田好彦コーチ
悪い時はシュートが入らず、リバウンドを取られて、高さを生かされ走られ点差を開かれた。外一辺倒の流れになったのでタイムを取り、ドライブで行くか、中に一旦入れて外へ捌くなどペイント中にボールを入れないとダメだと話した。
明日に向けてビデオは見るが、やりたいオフェンスシステムが途中で止まっていたのでそのあたり、何が原因かを確認して自分たちが作ってきたオフェンスシステムをもう少し有効に使いたい。ディフェンスは1ピリ様子を見たがゴール下にボールが来ると、うちにはあの高さはなかなか守れない。ゾーンプレスで行くか、ハーフコートで行くか、早めに仕掛けるしかない。
「ディフェンスでプレッシャーをかけてファーストチャンスを狙え」と言うのは少しずつ出来るようになってきたが、「ファーストチャンスでシュート」と言うと、今日のように打ち急ぐ傾向が出ることもあるので注意が必要だ。
ステップバックのジャンプシュート、スリーポイントが出来てきた結果、水野が18点取ってくれた。取り組んできたことに対して良い傾向は出てきてる。大きい相手にも外の選手がステップバックで崩せるようになれば、中も生きてくる。
キャプテン岡萌乃
前半はインサイドでスコンとやられることはあまりなく、なんとかついて行けたが、後半は走り込まれてインサイドの選手と自分が1対1になり、そこで点を取られて点差が開らかれてしまった。明日はそこを止めないといけない。
後半、皆が「誰が打つか」みたいな感じで動きが止まっていて、シュートが外れてもリバウンドに入れずデンソーにを取られていた。動きを作って全員で攻めればリバウンドも取り易くなって簡単にブレイクも出されなくなると思う。ディフェンスとのズレを作って飛び込めればリバウンドにも絡めて、リズムが出てくると思う。
デンソーは確か大きいが、そこを守らないと話にならない
入れさせる前にいかに守るかが重要。
明日はディナイの徹底、簡単にパスをオープン飛ばされないこと。そして、走らせないためにも、リバウンドに絡むことが必要だ。明日は出来るだけゴールから離れたところでシュートを打たせたい。
水野菜穂
後半、自分たちから崩れた感がある。点差が開いたときに、それに対して速く攻めようとしたのが早打ちになり、リバウンドから相手に走られてしまった。もう少し落ち着いて自分たちのセットを作ってやってもよかったかもしれない。
個人的には、1対1で個人で攻める練習を行っていて、伊與田コーチに「大きい選手に対して自分で崩していく、良い練習になるぞ」と言われ、意識してステップバックとかを入れていけたのは良かった。
最終戦、シーズン締めくくりとして「ディフェンスを上から頑張って、相手のミスを誘いアーリーで攻める」自分たちらしいバスケを徹底してやり続け、その上で中のケアを考えたい。今日も前でプレッシャーをかけ続ける意識はあったが、もう少しボールマンにプレッシャーをかけても良かったもしれない。
内堀紫菜
スタートはオフェンスも落ち着いていて良かった。
相手が大きいので自分たちが走ってズレを作ることを考えたが後半、点差が開いたことによる気持ちの変化から「打たなきゃ」が空回りした。打てないシュートではなかったが、決めきれなかった。そう言う場面で、一本止めてセットを組んでも良かったかもしれない。
最終戦に向けて「明日はディフェンスを頑張りたい」
どんだけ大きいチームでも自分としては100点取られるのは納得できない。大きい相手にリバウンドを取られてセカンドシュートでやられるのはしょうがない部分もあるが、まずはボックスアウトで相手をいかに散らすか、ディナイもまだ甘い。
3週間アウェーの試合が続いたので、声援の力を感じた明日頑張ります。
横井美沙
相手の高さに対して守りきれず、簡単に裏へパスを入れられてしまった、明日は「そこをどう守るか」コーチからの指示もあるが、自分たちも、そこを考えて行きたい。
今日はシュートが入らない時間帯があった、そこをしっかり決めきる事で流れは変わる。今日は地元、そして山梨からも多くの方が来てくれてホームの感じで試合ができた。