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原点回帰で掴んだ勝利
- 2021年11月14日
- admin
VS 東京羽田第一戦 山梨 60-59 東京羽田
見逃し配信・BOXスコアはWリーグのホームページでご覧ください。
https://www.wjbl.org/schedule_result/detail/boxscore/?locale=PC&command=boxscore&schedule_id=6813
最後の最後まで予断を許さぬ展開となった東京羽田とのゲーム1
東京羽田、最後の攻撃でシュートが決まり60-59となったところで試合終了のブザーが会場に鳴り響く
笑顔で抱き合う選手たち、それを見守りハリセン・マフラータオルを高々と掲げるブースターが、コロナ禍の影響もあり2年ぶりとなったホームゲームでの今季初勝利の瞬間を味わった。
試合の入りは順調に得点を重ねたクィーンビーズだったが、伊與田好彦ヘッドコーチが「ここまでの試合をビデオで見て非常に良い戦いをしている」と警戒していた、東京羽田のディフェンスに手を焼き、インサイドにボールが入らず、外でボールが回る単調なオフェンスになってしまい得点が伸びない。
対する、東京羽田はイン・アウトとボールがテンポ良く動き、前半は全得点29点のうち15点がスリーポイントと、効率よく得点を重ね、前半終了時点で23-29とクィーンビーズは6点ビハインドでの折り返しとなった。
「ハーフタイムも焦りは無かった」と試合後の談話で水野菜穂が話したように、思うように得点は伸びないものの、リバウンド・ルーズボールの頑張りで前半を凌いだクィーンビーズは後半、持ち味のディフェンスで圧を高めると、それに呼応してオフェンスの足も動きだすと、前半は得点が伸びなかった水野・若原のシュートも決まりはじめ、44-44の同点で3ピリを終了。
両者一歩も引かぬ展開で、今季初勝利を残り10分に賭けることに
4ピリに入りボールが手に付かない場面も見られたクィーンビーズ、伊與田ヘッドコーチは岡と渡邊愛加のベテランを起用
残り4:40で岡のスリーポイントで逆転するとその後、渡邊愛加が加点して56-53
その後も、リードを保ち60-59で試合終了、クィーンビーズが今季初勝利を飾った。
前半、波に乗り切れない展開をなんとか繋いだのは、リバウンド・ルーズボールでの頑張りと後半から機能したアグレッシブなディフェンス
ENEOS戦の善戦で芽生えた自信を打ち砕かれたトヨタ自動車戦の大敗
伊與田ヘッドコーチは、チームの立て直しを図るため「原点に戻る」事を宣言
これに、大敗で危機感を覚えた選手達が呼応して取り組んだ2週間の成果が表れた今日の一戦と言えるだろう。
しかし、戦いは明日も続く
同一カードでの連勝に向かい、今日以上に牙を剥いてくるであろう東京羽田と対峙することになる。
引くことの出来ない戦いは明日も続く。
試合は、本日と同じく鐘山スポーツセンター総合体育館で13:30分トスアップ
ご声援、よろしくお願いいたします。
明日も当日チケットの販売を行います
アリーナ2列目(指定席)33,00円
2F自由席 大人2200円、小中高770円
ヘッドコーチ、選手の談話
伊與田好彦ヘッドコーチ
本日もご声援ありがとうございました。
富士通・トヨタ自動車・ENEOSに対して東京羽田は非常に良い戦いを続けていた。
試合が空いたこの1週間アジャストはしてきたが、前半うちはシュートは入らず、ドライブで寄せられ、そこからキックアウトされ、スリーを決められ、苦しい展開だった。
後半はディフェンスが機能しはじめたら、オフェンスの足も動きはじめた。
明日は、今日の前半のようなシュートまでのミスを修正し、はじめから今日の後半のような激しいディフェンスで勝負したい。
キャプテン水野菜穂
前半リズムに乗れずリードを許したが、このまま我慢すれば大丈夫だろうとハーフタイムも焦りは無かった。
伊與田HCがクォーター間や、タイムアウトでベンチへ戻る都度「ディフェンスから」と声をかけてくれ、ディフェンスを頑張ることでオフェンスのリズムが出来きた。
今季初勝利
うれしい
正直ホッとした。
接戦を演じることではなく、勝ち切る事を目標としてやってきた
僅差の中で最後の最後、全員で一つになり「これやろう」とコート内で話し意思の統一が出来るようになった事は、チームの成長だと思う。
今日の1勝で満足せず
明日は、受けに回らず連勝を狙いたい。
アシスタントコーチ兼任 岡萌乃
この試合にかける思いは、チームで長くやってる分、一番強かったのではないか?
ここで勝てれば、波に乗れるし
後輩たちに勝つ経験をさせてあげることが、ここから先のリーグ戦を戦う上で必要と考えていたので気合が入った。
皆んなが大事な場面を判って、自分が声をかけなくても周りの選手から「集まろう」と声かけがあった。
後輩からも声かけが出来るチームになったのは大きな成長だと思う。
コテンパンにやられたトヨタ自動車戦以降「どうすればモチベーションが上がるか」コーチという立場での葛藤もあったが、それには東京羽田に勝つことが1番の近道ではないかと考えて、今日まで取り組んできた。
小学生の時からからプレーしてきた鐘山スポーツセンター総合体育館「あまり良い思い出がなかったけれど、今日からは好きなコートと言います」と笑顔で会見を締めくくった。
開催地富士吉田市出身 渡邊愛加
近所の人も応援に来てくれた地元での試合、勝てて良かった。
前半は流れが悪かったので、後半は「ディフェンス、リバウンドなど得点以外のところで頑張れたら」と、気負うことなく自分らしくプレー出来た。
明日もチームに良い流れを持って来れるようにしたい。
前半チームがリズムに乗り切れない中7得点と気を吐いた
渡邊まりい
出だしで受身になるとリズムが悪くなるから、気持ちを出して行く事を考えて試合に入った。
攻める気持ちを強く持ち「リバウンドに入る」「チャンスでは撃つ」と決めて試合に臨んだことが、前半からリズムに乗れた要因だと思う。
今日明日は勝たなきゃいけない2試合、連勝できるように頑張る。
後半チームを落ち着かせるゲームメイクで貢献した
土田帆乃香
前半はターンオーバーが多かった。それ以外に相手のディフェンスがきつく、外だけでボールが回っていて流れが作れなかった。
後半はセンターにボールを集める事を意識したのと、流れを止めずに展開を速くする事を心がけた結果、オフェンスの流れが良くなった。
残り2分11秒 自分でシュートを決めて58-53の5点差
あれで気持ちが落ち着いた。