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取り戻しつつある「らしさ」

VSトヨタ紡織第2戦 
山梨 52-73 トヨタ紡織


見逃し配信・BOXスコアはWリーグのホームページでご覧ください。
https://www.wjbl.org/schedule_result/detail/boxscore/?locale=PC&command=boxscore&schedule_id=6843

1ピリで18点差をつけられ、以降の展開が苦しくなった第1戦から一夜明けた今日の試合。
昨日の大敗からどう立て直すかが、注目された大事な一戦。

今日の試合、開幕戦からスタートで出続けていた渡邉まりい・富田愛理に変わり岡萌乃・渡邊愛加の両ベテランを起用。両名の起用とフォワード陣のインサイドへの働きかけが作用し、昨日に比べてボールも人も動き、自分達の形でシュートまで持っていくクィーンビーズ。ディフェンスでは試合後「今日はきつかった」と苦笑いした土田帆乃香・山本由真のガード陣が豊富な運動量でフロントコートからの粘り強いディフェンスでトヨタ紡織の攻撃の時間を消費させ、昨日のような速い展開での失点を阻止しながら、射程距離圏内の12-18で1ピリを終了。大きな課題であった、出だしで一方的な展開に持っていかれることをクリアしたクィーンビーズに対して、
2ピリ残り5分02秒、19-24の場面でトヨタ紡織が両チーム通して最初のタイムアウト。タイムアウト明け若原愛美・土田がトヨタ紡織の東藤なな子にダブルチームを仕掛け、そこからパスカットした水野菜穂から若原、渡邊愛加と繋いで21-24。しかし、ここから得点が伸びないクィーンビーズに対してトヨタ紡織は10点を加え21−36の14点差で前半を終了。
後半に入ると、トヨタ紡織は白慶花がインサイドで存在感を発揮、「昨日、白に寄ってスリーを決められたので、今日は寄らずに対応しようと試みたが、止めきれず連続して得点を許してしまった」と伊與田好彦ヘッドコーチも悔やんだが、3ピリだけで14点の失点を許し59-34と点差は25点に開いて第4ピリオドへ。点差は開いたものの、試合後のインタビューで「うまく行かない時間帯も、今日はチームで戦えた」と負けはしたものの、今日の結果に幾分、安堵の表情を浮かべながら水野が話したように、集中を切らすことなく粘り強いく点差を詰めて52-73で試合を終了することとなった。

昨日の試合後行ったミーティングについて、岡に尋ねると「例えチームの決まり事が破られたとしても、最終的にみんなでゴールを守れば良いんじゃないか。オフェンスもボールをみんなで繋いでシュートまで行ければOKじゃん。決まり事も大事だけれど、やられた後も誰かがカバーしてくれればOK
。ミスした後も取り返してくれれれば、ミスではなくなる。そういうのが、今のうちには足りなかった。
そういうところが今日は出て、次につながるゲームが出来たと思う」と答えが返ってきた。
要約すると「良い意味での結果オーライ」ということだろうか。

そして、もう一つ。
試合後、撮影した写真を開いてみると、何時になくルーズボールに反応する選手の写真、コートに勢い余って倒れ込んだり、アンバランスな体勢の写真が多いと感じた今日の試合だったが、それは錯覚。「何時になく」ではなく、これが本来の姿。昨日の試合後、水野が語った「『らしさ』を見せる回数をいかに増やすか」を直向きにボールを追い、ベンチも含め14人で40分間一体となって戦って表現してくれた結果だ。

苦しんだ末に出した答えで、試合展開を変えるところまでは辿り着いたクィーンビーズ。勝利に繋がる答え合わせを今後に期待したい。

ヘッドコーチ、選手の談話

伊與田好彦ヘッドコーチ

二日間、ご声援ありがとうございました。

スタートで、経験がありオフェンスのバリエーションも使える岡萌乃・渡邊愛加を起用した結果、昨日までのように動きが止まらずシュートまで行く形は作ることが出来た。
今日はディフェンスでトヨタ紡織をリングより遠い方向へ押し上げることが出来、2ピリの終盤までは失点を抑えることが出来たが、それ以降点差が開いてしまった。ディフェンスが出来ている時間帯もあったので、こういう時間を増やして行きたい。ここで試合の間隔が開くので、ディフェンスの種類も増やして新潟戦に臨みたい。

水野菜穂

今までに比べれば、出だしも悪くはなかったし、3ピリ以降、得点を離された後も粘ることが出来た。
今日は最後まで、みんなで戦うことが出来た。
トヨタ紡織戦までの練習は、とても良い練習が出来ていた。
明日からの試合が開く期間も、それを継続してやって行きたい。新潟戦は落とせない2戦ではあるが「勝たなくては」ということに偏るのでなく、自分達のバスケが出来るようにチャレンジして行きたい。

岡萌乃

ディフェンスはここ何試合か簡単に得点を取られて、1ピリの段階で着いて行けず、チームの雰囲気が悪くなることが続いていた。今季初のスタート起用で、それを簡単にやらせないことを意識して試合に臨んだ。
そういう意味では1ピリを12-18で終われたことで、2ピリ、3ピリに望みを繋げたことは良かったと思う。

渡邉まりい

ここ数試合、ディフェンスで一つのミスにシビアになりすぎていた。
昨日のミーティングで「1人抜かれても、2人目3人目がヘルプすれば得点には繋がらない」
そういう風に気持ちを切り替えて、シンプルに頑張った。
点差は開いたが「粘って相手にタフなシュートを打たせる」「速攻を防ぎ時間を使わせる」など内容的には、このところ出来なかった事が出来たと思う。
これを継続して行きたい。。

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