山梨クィーンビーズ

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強豪相手に深めた自信、そして更なる一歩へ

確立しつつあるディフェンスシステム、これを活かすためのオフェンスの構築

VS富士通レッドウェーブ 第1戦 
山梨 45-67 富士通


見逃し配信・BOXスコアはWリーグのホームページでご覧ください。
https://www.wjbl.org/schedule_result/detail/boxscore/?locale=PC&command=boxscore&schedule_id=6860

試合開始から1分半、両チーム共にシュートが決まらない、重い展開で始まった今日のゲーム2。
富士通の厳しいディフェンスに対して、自分達の形でオフェンスが形成できないクィーンビーズは7-17で1ピリを終了。富士通は今日もスリーでリズムを掴み、2ピリ残り6分で22点差の7-29と試合の主導権を握る。ここで、タイムアウトを要求した伊與田好彦ヘッドコーチは、ゾーンプレスで富士通のオフェンスに対抗することを指示すると、富士通の得点はパタリと止まる。富士通の溢れたシュートに対し、この日トータルリバウンド数で富士通の47に対して46と健闘したクィーンビーズは、リバウンドからチャンスを広げて加点。14点差までで追い上げ17-31で2ピリを終了し、後半に期待を抱かせる。

後半もディフェンスはゾーン
オフェンスではボールと人がよく動き、攻めあぐねる富士通に対して、3ピリ残り6分では、試合後「空いたら打とうと思って試合に入った」と話した、渡邉 まりいのスリー2本を含む8得点で25-33の8点差まで詰め寄る。しかし、ここからシュートが決まらないクィーンビーズは、昨日同様、富士通のリバウンドからの速い展開で得点差を開かれ、30-49の19点差で4ピリへ。
伊與田ヘッドコーチは「自分達のオフェンスの形を作ってもなかなか機能していない。1対1・2対2で、もっとシンプルに行こう」と選手に指示。それを実践し、富士通の背中を追うが点差は縮まらず、45−67で富士通戦連敗となった。

伊與田ヘッドコーチは試合後の談話で「今回、ディフェンスに関してはバリエーションが増えて、強豪相手でも使える目目処が立ったのは収穫。オフェンスを自分達の形できっちり終われば、ディフェンスもきっちり出来る」語った。

富士通戦で選手も自信を深めたディフェンスシステムが、今以上の闘う武器となるには、この二日間で課題を残したオフェンスの構築が急務となる。次の対戦カード秋田戦は、1月7日金曜日からの連戦通常の試合間隔よりも1日短い中で、どう課題を克服するか。その結果が、会場の大田区総合体育館でどのように表現されるか、5日後を楽しみにしたい。

ヘッドコーチ、選手の談話

伊與田好彦ヘッドコーチ

元旦から二日間、ご声援ありがとうございました。

相手の得点が67点、これは目標の60点台なので悪くない
ただ、富士通のディフェンスのプレッシャーが強く、そこに対応できなかった。
オフェンスに関しては、練習してきたことに拘りすぎ、ゲーム中にアジャストする事が上手く出来なかったのは、私の反省でもある。

水野菜穂

試合の入りが、お互い重かった。
何とかぎりぎり我慢して付いて行ったが、先に流れを掴むことができれば、流れは変わったかもしれない。ゾーンディフェンスの精度が、使い始めた頃よりも上がり、使える目処が立ったのは大きな収穫。
秋田戦は、お互い負けられないゲームなのでしっかり準備したい。

渡邊 愛加

ディフェンスは出来ている部分もあったけれど、相手の得意なスリーポイントに何本もやられた。
スリーが入ると相手が乗る、試合中にアジャストできれば良かった。
この2連戦、格上相手でも、戦えない相手はないと感じた。
1対1では勝てなくても、全員で守る、全員で得点を取りに行けば、戦えると思う。

渡邉 まりい

シュートタッチは昨日から良かったが、シュートの本数が少なかった。試合前ヘッドコーチからも「もっと打っていけ」と助言された。スペースがあれば打っていこうと思い、打ち続けているうちに1本入り自信になった。
次戦は秋田、前半から受け身にならないで攻めて行きたい。

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