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ここまでの積み上げを糧に、上位チームに挑む
- 2022年01月09日
- admin
VS プレステージインターナショナル アランマーレ 第1戦
山梨 71–51 アランマーレ
見逃し配信・BOXスコアはWリーグのホームページでご覧ください。
https://www.wjbl.org/schedule_result/detail/boxscore/?locale=PC&command=boxscore&schedule_id=6872
昨日の第1戦終了後、試合を振り返った選手が、「相手も勝ちたいのは一緒、今日の様な立ち上がりだと、明日はやられる」と、それぞれが口にした試合の入り方の悪さ。
十分覚悟して臨んだ第2戦だが、今日も立ち上がりは思うよに行かない。ただアランマーレも同様で、お互い得点が伸びない重い展開で試合はスタート。
それでも、3本のスリー、この日前半だけで17得点の渡邉 まりいのドライブ等で得点を伸ばしたクィーンビーズが20-9と11点をリードして1ピリを終了。
得点差にゆとりが出来たからか、何時もに比べるとディフェンスが大人しく、オフェンスは外でボールが回るだけの「チーム状態があまり良くない時」のクィーンビーズのバスケットに陥り、2ピリ終了間際のツースローで追いかけるアランマーレに同点とされて前半を終了。
ハーフタイムで伊與田好彦ヘッドコーチは「ディフェンスで楽をしないこと、オフェンスでは外だけでなくペイントアタックを増やすこと」を指示。
後半、昨日は苦しんだリバウンド、ルーズボールでも健闘し、51-42の9点差で第4ピリオドへ。
残り10分、リードはしたものの、引き離しきれないクィーンビーズ。
インサイドへボールが入る回数が少ないオフェンスに対し「ドライブで強いく」と伊與田ヘッドコーチから檄が飛ぶ。
一進一退9点差のまま、残り8分
ここで、岡萌乃が相手のパスをカットして、そのまま得点して57-46。
岡は試合後「どこかで流れを変えたいと、ディフェンスの強度を上げる中で一発狙っていた。相手にタイムアウトを取らせたので勝負どころだったと思う」とこの場面を振り返った。
その後も得点差を開き、最後は登録メンバー全員をコートに立たせたクィーンビズが、71-56でアランマーレ戦2連勝。今季5勝目を挙げた。
この2連戦、試合後の選手に話を聞くと、見ているこちらがハラハラした割には、反省点を確認しつつ、落ち着いた返答が返って来た。
今日、ダウンを終えて最後に出て来たコーチ兼任の岡は「今日も行けると思える根拠のない自信があった。それは慢心している訳ではなく、皇后杯での敗戦を挟み、苦しみながら積み重ねて来た4結果の4勝で持てた自信」と二日間を総括した。
プレーオフ進出を睨むと、まだまだ苦しい位置に立つクィーンビズは、ここから、順位表の上位チームとの対戦が続く。
ここまで積み上げて来たものを糧に、格上相手にどう挑み、どう戦うか
クィーンビーズの挑戦は続く。
次戦は1月15,16日忍野村でアイシン戦が開催予定ではありますが
本日Wリーグから発表された「アイシン ウィングス所属選手 新型コロナウイルス感染症陽性判定(https://www.wjbl.org/topics/detail.html?id=2813)」の今後の動向により、開催の有無が決定されます。
正式な発表まで今しばらくお待ちください。
ヘッドコーチ、選手の談話
伊與田好彦ヘッドコーチ
会場、そして配信で、二日間ご声援ありがとうございました。
前半、嫌な雰囲気だったので、ハーフタイム「相手はWリーグのチーム。ちょっとでも楽をしたら、あっという間に点差は詰められる。ボールを持っていないところのディフェンスで楽をしないで、追っかけ回しボールを持たせない様にしないとダメだ」と話した。ルーズボールも取りきれていなかったが、後半はもう一度仕切り直して選手が頑張ってくれた。
オフェンスでは、外でボールを回しているだけでは得点も取れないし、ディフェンスのリズムも悪くなる。ペイントタッチの回数を増やすためにポストアップまたはドライブでインサイドを攻めることが必要だったが、渡邉 まりいが良くやってくれた。
水野菜穂
相手のディフェンスがきつく、ボールが上で回している時間が多かった
「中へ切っていこう、もっと下へボールを落とそう」という声が出コート内で出ていたが、後半はそれが出来た。
ここから先の試合に向けては、やはり出だしが鍵
出だしで躓くと、やはり展開が重くなる。
40分間継続して自分達のディフェンス、激しさを出して行きたい。
岡 萌乃
前半競り合ったが「どこで引き離すか、勝負どころはどこか、それを想像する点でうちの方が上手だったかな」と思う。
今日の試合も、ここまで未勝利だったとしたら嫌な展開だった。4勝積み重ねて来たことで、勝ち方が少し判るようになって来た。それが大きい。
課題は、オフェンスで孤立する時間帯が多いこと。
セットオフェンスだけだと、相手も厳しく圧をかけてくる。相手が陣形を整えきれないディフェンスからのブレイクを出しつつ、簡単にシュートまでいける軽い感じのバスケの割合を増やしたい。
渡邉 まりい
24得点、12リバウンドで所謂ダブルダブル
昨日は周りが攻めてくれて勝てたので、今日は自分が攻めに行った。
昨日の対戦で「これなら1対1で攻めることができる」という感覚があったので、積極的に行った。結果、ファールも鳴ったし、攻め切ることもできた。
こういう試合は、リバウンド・ルーズボールが勝敗を決めるので、そこも意識して試合に臨んだ。
今日はディフェンスなど、得点に直接影響のないところでがんばれた。自己評価は80点。