山梨クィーンビーズ

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積み重ねた5勝の賜物

勝因はコート内での冷静な状況判断

VS アイシン 第1戦 
山梨 7672 アイシン

今季最後の対戦相手は、昨シーズンの東西に別れたリーグ戦で同じ西地区に属して4回対戦、1勝3敗と負け越したアイシンとの連戦。
今シーズン、ここまで5つの白星を積み重ねて来たクィーンビーズにとっては、何としても連勝しレギュラーシーズンの順位を一つでも挙げてシーズンを締めくくりたい、集大成の2試合である。

チームの一つの課題でもある「試合の入り」
ここまで、1ピリで大きなビハインドを背負い、その後の展開を厳しくしてしまうことが見受けられたクィーンビーズだが、今日は積極的にゴールに向かいシュートの確率も良く、ゾーンディフェンスも効いて1ピリ終了時点で26-21と5点をリード。
しかし、2ピリに入ると一転、ボールが外では回るが足が止まり得点は伸びず、前半を35-38と逆転を許して終了。

3ピリ、圧を強めて来たアイシンのディフェンスに対して無理な体勢でのシュート後のリバウンド・スチールから警戒していたブレイクを許して点差が開きかける。しかし何とか踏みとどまるクィーンビーズは、4ピリ残り9分ではこの日最大8点のリードを許し、その後も一進一退が続く。

残り6分25秒、57-62の場面でタイムを要求した伊與田好彦ヘッドコーチがディフェンスをゾーンに戻すことを指示するとアイシンの加点のペースが鈍る。対してクィーンビーズは、ここまで苦戦して来たリバウンドで奮闘、果敢にゴールにタックする姿勢を見せて、残り4分4秒で67-67の同点に。その後、残り1分20秒でリバウンドで繋いだボールから岡萌乃のスリーで74-71とリードし、試合は76-72で終了。
このカードはクィーンビーズの先勝となった。

試合後の選手に話を聞くと、見ている方がハラハラしていた割には、その時々の状況をコート内外の14人は冷静に判断しコミュニケーションを取っていたようで、その冷静さがピンチでも傷口を大きくすることなく、最後まで射程圏内で試合を進められた要因であったようだ。

この冷静さはどこから来ているのか

水野菜穂と岡萌乃は「今、何が大事なのかを共有出来る。これは、ここまでの5勝の経験が大きい」と口を揃た。

明日は、今季最終戦
今日の敗戦で、一層激しく来るであろうアイシンに対して、引かずに立ち向かうことが出来るか
激しさには激しさで、しかし冷静に。

インタビューの最後に「クィーンビーズらしく終わりたい」と話した若原愛美と岡萌乃
2人に「クィーンビーズらしさとは」と尋ねると
「泥臭くディフェンスから頑張る」と試合開始直後からコート上、大きな声でチームを鼓舞し続けた若原。岡は「ルーズボールで何回転がるか?今日はまだまだ、そこまででは無かった。明日は転がっても繋いで走る」と話して会場を後にした。

明日の試合コートキーパーが忙しくなれば、それは「クィーンビーズの持ち味が発揮されている」ということだろう。


見逃し配信・BOXスコアはWリーグのホームページでご覧ください。
https://www.wjbl.org/schedule_result/detail/boxscore/?locale=PC&command=boxscore&schedule_id=6881

ヘッドコーチ、選手の談話

伊與田好彦ヘッドコーチ

1ピリに入ったシュートが2ピリは全く入らず、そして足が止まり、点差が詰まりそうで詰まらない苦しい展開だった。
明日の最終戦、今日の4ピリの様にゴールへ向かってアタックする。 それを全員で表現したい。

水野菜穂
離されかけた時を耐えて勝ち切れた、それが大きい。
今までは、離されかけると慌ててしまい、その結果、点差を開かれることが多々あったが、今シーズンここまでの経験で劣勢の時でもコート内、コートの外からの声かけが出来ていて、その時のポイントをチーム全体で共有出来きるようになったことが勝ちに繋がったと思う。
明日は今シーズン最後の試合
アイシンはシュートも入り、リバウンドもガンガン来る。 このまま終わるチームではないので、勢いに負けない様に、試合の入りを意識して全員で戦いたい。

若原愛美
残り2試合「悔いなく終われるように」と今日は試合に臨んだ。
後半、アイシンに傾いた流れを良く引き戻せた。 自分達のミスから崩れることを止めたのは、この1年間の成長の証だと思う。
明日の最終戦は、今日やられたリバウンド・ブレイクのところを修正して クィーンビーズらしく、泥臭く、ディフェンスから頑張っていきたい。

岡 萌乃
4ピリのスリー
パスを狙われている様に感じていたので、ボールが回って来たらシュートを打とう思っていた。
得点が離れそうなとこを、皆んなが繋いでくれて逆転で勝てたことが嬉しい。
試合の局面で、頑張りどころを共有できるのは今シーズン、ここまでに5勝してきたことの証だと思う。
明日の最終戦、初戦で勝った後の2連勝が難しいことは分かっている
試合の出だしで、引かずに思い切りチャレンジしていきたい。

山本由真
後半、流れが来そうで来ない展開が続く中で、自分で切り崩して流れを呼び込みたいと思いながらプレーしていたが、良いところでドライブでの得点、リバウンドを取ることが出来た。 明日は今日の様な点を取っても取られてしまう展開は避けたい。 自分達は小さい分相手よりも速く動き、受け身に回らず自分達から仕掛けて勝て終わりたい。

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