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試合報告

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VS富士通第2戦:連敗からの学びを結果に!次週は「川中島の合戦2024」

山梨QB 69 – 富士通 83

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富士通の激しいディフェンスの前に、思うようにオフェンスが組み立てられず、ストレスを抱えたまま終わってしまった前日の対富士通戦。ここから先の戦いを占う上で「どのように立て直してくるか」が注目された第二戦。

試合前のアップから昨日以上に声が響き、選手たちの士気の高さがうかがえた。

宮澤夕貴の2本のスリーポイントシュート、1Qで13点の内尾聡菜らが得点を積み上げる富士通に対し、クィーンビーズはアンモールのインサイド。そして「悔しかった。今日は自分自身が積極的にアタックすることで、チームに流れを作りたかった」と試合後に今日の試合に対する思いを話した土田帆乃香のドライブなどで応戦し、昨日は9点に留まった1Qで19得点。しかし、富士通の攻撃を止めることが出来ずに31点を献上し、2Q以降の展開にハンデを追うこととなってしまった。

得点差の余裕から、2Q以降はベンチメンバーも含めてタイムシェアしながら試合を進める富士通に対して、「今日は、選手間のリングへの意識が高く、声掛けも活発だった。富士通相手に、自分たちのバスケットが通用することを体感できた」と試合後に吹っ切れた表情の濱西七海が語ったように、全員がゴールにアタック。その象徴が「スーリーポイント4-4のノーミスは、ここまで続けてきたバスケットでも自身初だった」と今日の18得点を振り返った三好青花が躍動。1Qで開いた点差を詰めることは出来ないものの2Qは19-21、トータル38-52で前半を終了した。

ハーフタイムショー、甲府工業高校の応援パフォーマンスを挟んで後半がスタート。アンモール・石川明日香のインサイド、三好のスリー、土田・井上桃子のドライブで追い縋るクィーンビーズは、3Qを20-20で乗り切り、トータル58-72と前半の得点差14点差のままで、最終第4Qへ。

開始早々、一時は11点差まで迫るクィーンビーズだが、これまで内外と広くリングにアタックしてきたオフェンスがインサイドに偏り得点が伸びず、結果69-83で試合終了。

プレーオフ進出をかけた順位争いを考えると、競合相手といえども痛い2連敗であることは間違いのない。しかし、ディフェンス・オフェンスともに富士通の強度に対して、立て直しを図った今日の第二戦の取り組みは、残り6試合に必ず活きてくるだろう。

次節は今季最後のホームゲームで対戦相手は新潟。

武田信玄と上杉謙信の戦国時代から続く、因縁対決まで残すところ、あと6日!

ファン・ブースターの皆さんは富士吉田市鐘山スポーツセンター体育館で「川中島の合戦2024」で躍動するクィーンビーズの目撃者となり、選手の後押しをよろしくお願いします。

ヘッドコーチ・選手の談話

石川幸子ヘッドコーチ

二日間熱い声援ありがとうございました。

1Qの失点が痛かった。宮澤選手に連続して3Pシュートを許したのが悔やまれる。3Q、4Qは相手のメンバーチェンジにも対応し、ハードに攻めることができた。

4Qの得点伸び悩みは、アンモールに偏り、オフェンスが単調になったためだと考えている。5人がしっかり責めるという意識が薄れ、セットプレーの指示を出した方がよかったかもしれない。しかし、アタックできるメンバーに変えていたので、もう少し意識して得点を取りに行ってもらいたかった。

この2連戦で昨日から改善された部分を、新潟戦に繋げていきたい。

キャプテン 濱西七海

1Qで31点取られたことが、相手に勢いを与えてしまった。

守りきれなかった部分や、相手もアジャストしてきて、いい形でシュートをたくさん打たれてしまった。

そこが2日目の難しさで、自分のディフェンスに対してアジャストすることが必要だったと反省が残る。

オフェンスは、選手間のリングへの意識が高く、声掛けも活発だった。昨日よりリングへのアタックができた。アタックすることをまわりが察知することで、動きを合わせやすくなる。それがリバウンドに繋がる良い例が見られた。

今日は、富士通相手に、自分たちのバスケットが通用することを体感できた。

残り6試合は、全員でアタックする気持ちを持ち続け、次節富士吉田でのホームゲーム最終戦で2連勝し、最高の形でラスト4試合を迎えたい。
山梨県民、ファン、ブースターと共に2連戦を戦いたい。

土田 帆乃香

昨日の試合はひどい内容で、悔しかったし、ファン・ブースターの方々にも情けない思いをさせてしまった。今日の試合は絶対食らいついてやろう、勝ちに行こうという気持ちで臨んだ。結果的には勝つことはできなかったけど、昨日の反省を生かすことができたし、自分自身も強気で攻めることができた。

今日の試合は、気持ちの面で昨日とは全然違って、チーム全体がベンチも含めて声が出ていたし、自分自身が積極的にアタックすることで、チームに流れを作ることができた。

今日の試合で一番変わったのは、気持ちの部分、メンタルの部分だと思う。昨日の入りと今日の入りでは、チーム全体が全然違った。相手にしっかりアタックすれば「相手にとって嫌なプレーを続けられる」という手応えも今日は得られた。

プレーオフ進出に向けて残り6試合は全部勝つ。富士通戦は、そこに繋がるゲームになったと思う。

残り6試合は、全員でアタックする気持ちを持ち続け、次節富士吉田でのホームゲーム最終戦で2連勝し、最高の形でラスト4試合を迎えたい。
山梨県民、ファン、ブースターの皆さんと共に2連戦を戦いたい。

三好 青花

このところ、ヘッドコーチからチームの得点力不足について話が出ていたので、自分が出たら、消極的になっても意味はないと思い、チームに良い流れを持ってこれるように、しっかりシュートを狙っていこうと思ってコートに立った。

1本目のシュートから決まり、駆け引きの楽しさ、バスケット本来の楽しみを感じながら、その後も自信を持って攻め続けることができて、18得点。スーリーポイント4-4の100%のシュート成功率という自分でも驚く結果を残すことができた。

チーム全体も昨日の反省を活かして、気持ちで負けない戦いを見せられたと思う。

この試合の経験を活かして、来週の新潟戦も全力でプレーする。ベンチを盛り上げ、コートに立ったらゲームチェンジャーとして、チームを勝利に導きたい。

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