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連勝で掴んだ勢い!クィーンビーズ、姫路戦を制し次節へ弾み
- 2024年10月27日
- admin
山梨クィーンビーズ 72-57 姫路イーグレッツ (ゲーム2)
スコア・見逃し配信
選手・スタッフ、そしてファン・ブースターの情熱が一体となり、昨日の今季初勝利を手にしたクィーンビーズ。迎えた今日の姫路との第2戦では、どちらが主導権を握るかが注目された中、試合前に石川幸子ヘッドコーチは「相手はタフなチームだから、最初からしっかりエナジーを出して戦おう」と選手たちを鼓舞した。
その言葉を胸に、全員がコートで奮闘した。エナジーが落ちる場面もあったが、チーム全体で支え合い、40分間を戦い抜いた結果、昨日に続いて会場を埋めた575人のファン・ブースターと共に勝利の歓喜に包まれた。
第1クォーター序盤からクィーンビーズはディフェンスで強いプレッシャーをかけ、特に最年長の渡邉愛加がエンドライン沿いでのルーズボールに飛び込み、戦う姿勢を見せてチームの士気を高めた。姫路の得点源である御子柴百香に得点を許す場面もあったが、試合の流れはクィーンビーズが握り、23-18でリードを確保して第2クォーターへ進んだ。
第2クォーターでは、アグレッシブなディフェンスとリバウンドの改善が光り、姫路を8分間無得点に抑え込むなど圧倒的な展開を見せた。38-23で前半を終えると、攻撃面でもテンポの速いプレーが際立ち、アンモールがインサイドで存在感を発揮して得点に貢献した。
試合はクィーンビーズのペースで進み、第3クォーターでは土田のシュートとアシストが得点差を広げた。しかし、中盤から姫路に連続得点を許し、リードが縮まる場面で石川ヘッドコーチはタイムアウトを要求。井上桃子はこの場面を「全員で声をかけ合い、プレーを引き締めて乗り越えたことが大きな収穫」と振り返り、リードした状態で試合を優位に進めることの重要性を再認識したと語った。
第3クォーターの危機を乗り越えたクィーンビーズは、そのまま勢いを維持し、第4クォーターでも力強いプレーを続けた。最終的に72-57で試合を制し、対姫路戦を連勝で締めくくった。これにより、チームの上昇ムードはさらに高まり、次節からの戦いへの弾みとなった。
ここまでの6試合を振り返り、井上桃子は「シーズンも進む中で、各チームの成績が混戦状態ですが、私たちは優勝を目指しつつ、目の前の1試合1試合を大切に戦っていきます」と、目前の一戦に意識を向けている。
次節からは4カード8試合が県外で行われ、特に秋田県でのアランマーレ戦、新潟県での新潟アルビレックスBBラビッツ戦はアウェイでの戦いとなる。姫路戦ではホームゲームのアドバンテージを活かして大きな声援に支えられたクィーンビーズだが、今度はその圧力を相手チームから受けることになる。
試合後、インタビューで土田帆乃香は「ホームでの応援は本当に力強く、特に昨日の逆転の瞬間に沸き立った歓声には感動を覚えました。来週の秋田での試合では応援に来られる方は少ないかもしれませんが、それでもアウェイでも負けないほどの心強いファン・ブースターがいるので、ホームかアウェイかに関わらず自信を持って臨みたいです」と語り、不安を払拭した。
遠く離れた秋田の地で戦うクィーンビーズ。現地での応援、そして山梨からのパワーが大きな力となります。
次節も共に、上昇気流を加速させましょう!!
ヘッドコーチ・選手の談話
石川幸子ヘッドコーチ
今日の試合は、昨日よりも最初からタフにディフェンスを仕掛けることができました。特に前半で相手の得点をしっかり抑えられたことが大きく、2クォーターでリードを築けたのが勝因の一つです。試合中に疲労の影響でエナジーが落ちないよう、選手の状態によっては早めの交代し心掛けました。連続でスリーポイントを決められた場面もありましたが、その際もチーム全体が落ち着いて対処し、リードを保つことができました。
試合前には、タフな相手に対してしっかりエナジーを出していこうと選手たちに伝えていましたが、その言葉を忠実に実行してくれました。出場した全ての選手がハードにプレーし、特にディフェンス面での頑張りが光りました。また、出ていると感じました。前半終了時には『トレーニングの成果も出ているので、後半も頑張れる』と選手たちを鼓舞しましたが、しっかり応えてくれたと思います。
これからは秋田での試合や新潟戦が控えており、それぞれのチームも調子を上げています。1試合ごとに集中し、次の試合に備えたいと思います。
キャプテン井上桃子
昨日の試合でリバウンドが課題となっていたため、今日はその点に注意して臨みましたが、序盤の数分でリバウンドを相手に取られてしまいました。しかし、1クォーターからアグレッシブにディフェンスのプレッシャーをかけることで、失点を抑えることができたと思います。一方で、自分たちの得点が伸び悩んだ場面もありました。こうした時こそ、ディフェンスから速攻につなげて試合の流れを変えることが重要で、そこは今後の課題です。
後半て、相手がタフにスリーポイントを狙ってくることは予想していましたが、試合中に流れが悪くなりそうな場面でも全員で声をかけ合い、プレーを引き締めて乗り越えたことが大きな収穫でした。全員がアグレッシブにプレーし続けた結果、試合を有利に進めることができました。
これから遠征が続き、体力的にも厳しい状況が予想されますが、チーム全体で協力し、出場した選手が全力でプレーすることが大切です。
アンモール プリート コール
昨日の試合ではギリギリの勝利で、課題が多く残っていましたが、今日はファウルをしないようチーム全体で徹底することで、相手のフリースローの得点を抑え、ディフェンスからオフェンスにつなげることができました。
個人的には、昨日はシュートの調子が良くなかったので、色々な人にアドバイスをもらい、今日は落ち着いてプレーすることを意識しました。その結果、シュートも決まり、良いパフォーマンスができたと思います。観客の多さと、特に子供たちからの応援が本当に嬉しくて、試合中のストレスや緊張感を忘れることができました。
次の試合に向けて、チーム全体が一つにまとまってきていると感じています。自信を持って、これからも連勝を重ねていけるよう、全力で戦いたいです。日々の努力とチームの団結力を活かして、次の試合でも勝利を掴みにいきます。
土田帆乃香
昨日は勝利したものの内容には満足していませんでした。自分たちがどうすれば勝てるかを昨日の試合で再確認し、それを徹底することで今日は試合の入りから全力でプレーすることができました。
特にディフェンス面での改善が大きかったです。昨日の試合では1対1の対応に課題があったので、今日はしっかりと準備して守ることを意識しました。前半は2クォーターで相手を5点に抑えることができたのも、その成果で、勢いを保ったまま最後まで戦えたと思います。
個人的にも、昨日はプレータイムが少なく悔しい思いをしましたが、今日は『自分がチームを勝たせるんだ』という強い気持ちで臨み、得点やアシストで貢献できたことが嬉しいです。
秋田戦では相手のガードが要になると思いますので、池田選手と共にしっかり守り、相手のリズムを崩せるよう徹底していきます。
渡邊愛加
今日は1クォーターからチャンスを見つけて得点に絡むことができたと思いますが、まだ継続してできるようにしたいです。特にディフェンス面では、相手が昨日以上にシュートやドライブを仕掛けてくることを予想していたので、しっかり対応することを意識しました。その結果、相手に流れを渡さずに試合を進めることができましたが、一時的に連続で3ポイントを決められた場面は少し危なかったです。それでも落ち着いて流れを断ち切れたのは大きかったと思います。
過去の試合では逆転された場面で沈みがちな傾向がありましたが、今日は点差があったことで気持ちの余裕があり、焦らずにプレーできたことが良かったです。次の秋田戦や新潟戦に向けても、特にディフェンスからのブレイクで簡単に得点を取り、試合の流れを自分たちで掴むことが重要だと考えています。
また、リバウンドに関しても課題が残っています。昨日の試合では相手が積極的にリバウンドを狙ってくる中で対応が不十分だったので、今日はアウトサイドの選手も含めて全員でリバウンドを意識し、そこからオフェンスに繋げることができたと思います。これからもチーム全員で意識を高めていきたいです。