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ホーム新潟を破る!クィーンビーズ、全員バスケで掴んだ勝利

山梨クィーンビーズ 66-54 新潟 (ゲーム1)
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オレンジに染まり、ホーム新潟の応援楽曲と声援がこだまする阿賀野市水原総合体育館。遠路駆けつけたクィーンビーズのファン・ブースターは人数は少ないものの負けじと声援を送り、試合が始まった。

今日のクィーンビーズは、第1クォーターでイージーなシュートを落とし、新潟のディフェンスに苦しみながらも、ベンチスタートのメンバーも含め、全員が役割を果たし、54-66で勝利を手にした。序盤は一時8点差までリードを許す場面もあったが、途中出場の池田沙紀のリズムある試合運びと中澤梨南の積極的なプレーが流れを引き寄せ、終了間際に渡邊愛加がスリーポイントを決めて1点差で第1クォーターを終えた。

第2クォーターでは、途中出場の選手たちが積極的なプレーで試合の流れを引き戻し、上長美菜のフリースローで一時逆転。続いて中澤、上長、三好青花が次々と得点を重ね、26-20とリードを奪ったが、新潟の追い上げもあり、33-31の2点リードで前半を終えた。

第3クォーターでは、新潟が猛攻を仕掛け、37-37の同点に追いつかれた後に逆転を許し、さらにファウルがかさみ、新潟にフリースローを与える場面が増えた。流れが新潟に傾く中、46-47の1点差で最終クォーターを迎えた。

第4クォーター序盤、新潟がスリーポイントを決めてリードを広げるが、クィーンビーズはインサイドのディフェンスとリバウンドで粘り、試合の主導権を奪い返した。終盤には中山彩奈のスリーポイントが決まり再び逆転、井上桃子の連続シュートも決まり、最終スコア54-66で試合を終えた。

今日の試合で光ったのは、ハードなディフェンスと、リバウンドでの粘り強さだ。特に終盤は、選手一人ひとりが役割を果たし、インサイドでの守備で新潟の攻撃を外角シュートに追いやり、リバウンドで優位に立ち、トランジションから逆転に成功したことが勝利に繋がった。また、今日も途中出場の選手たちが試合の流れを作り、チーム全体で試合を支えた点も大きく影響した。

新潟はこれまでに上位チームである東京羽田や三菱電機に対し、第2戦で勝利しており、初戦の分析を活かし修正を加える対応力がある。こうした強みを持つ新潟が、2戦目に向けた強い気持ちをエネルギーに変え、臨んでくる相手は手ごわいといえる。

先週のアランマーレ秋田戦第2戦では、初戦で敗れた相手の勢いに対応が遅れ、追いつくものの終盤で敗れた経験がある。同じ轍を踏むわけにはいかない。明日もクィーンビーズらしいハードなディフェンスと攻めの姿勢を貫き、通算5勝目を勝ち取る姿の目撃者に。

ヘッドコーチ・選手の談話

石川幸子ヘッドコーチ

今日は序盤からチャンスがあったものの、イージーシュートを落とし流れに乗れませんでした。特に第1クォーターでは選手たちが少し躊躇していた印象です。しかし、ベンチスタートのメンバーが奮起し、1点差に戻すことができ、全員で戦えていたと感じます。

リバウンドは依然として課題で、相手にリバウンドから得点を許した場面がありましたが、後半にはしっかりリバウンドを確保し、落ち着いたオフェンスにつなげられたのが良かったです。

新潟戦ではリバウンドが鍵であり、明日も引き続きビッグマンだけでなく全員でカバーする必要があります。さらに、そこからブレイクに繋げる動きも意識したいです。全員が積極的にシュートを狙う姿勢を維持し、明日もチーム一丸で勝利を目指して戦います。

キャプテン井上桃子

序盤で流れを掴むのに苦労し、11対3と厳しいスタートでしたが、中山選手の奮闘で点差を縮めることができ、前半をリードして折り返せました。後半では「ディフェンスとリバウンド、ルーズボールを頑張ろう」と徹底し、チーム全員でリバウンドやルーズボールを確保できたのが、相手に流れを渡さずに済んだ要因だと思います。

明日は、新潟のような2戦目での勝負強さを持つチームに対して、もう一度ギアを入れ直し、取れるボールを確実に取り、1つ1つのボールにこだわっていきたいです。

ディフェンスも最後までハードにいけていましたが、不要なファウルが少し多くなってしまいました。明日も引き続きチーム一丸となって戦いたいと思います。

土田 帆乃香

日は勝ち切れて良かったですが、内容には満足していません。新潟は2日目に強いチームなので、明日はスタートから先手を取り、10点、20点差をつけられるようしっかりプレーしていきたいです。

前半はシュートを打ってもイージーシュートを外し、逆に相手にスリーポイントを決められたことで自分たちのリズムを作れませんでした。しかし、最後はレイアップを決めきり、相手のスリーポイントが外れたことでリバウンドを取ってオフェンスにつなげられたのが勝因です。

今日はチーム全員でハードなディフェンスを続け、チームディフェンスも機能しました。明日は「自分が攻めるぞ」という姿勢を見せ、相手にプレッシャーをかけることでチーム全体にも勢いをつけたいと思います。

池田沙紀

今日は秋田戦の第2戦で感じた課題を克服する形で、嫌な展開にも冷静に対応できました。シュートは打てていましたが得点が伸びない場面もあり、我慢してディフェンスからトランジションに持ち込むことを意識しました。特にインサイドでノーマークの状況を作り出せたのは良かったです。

相手に得点される場面も続き、改めて「守ってから得点を重ねる」ことの大切さを感じました。第3クォーターでは少しもたつきましたが、最終的に勝ち切れたのは、コートに立つ選手一人ひとりが役割を果たしていたからだと思います。

明日の第2戦では、去年の新潟戦や先週の秋田戦の経験を踏まえ、もう一段ギアを上げて挑みます。相手に気持ちで上回り、ガードとしてコート全体をコントロールし、ディフェンスをアグレッシブに続け、走り勝つことを徹底したいです。

中澤梨南

今日の試合は苦しいスタートで、アランマーレ秋田戦の2日目を思い出させるような展開でしたが、交代で出場した際は冷静にプレーできました。第1クォーター終了までに逆転を目標として、チーム全員で話し合いながらプレーしました。

練習でも相手チームの特徴に合わせたアジャストを意識してきたので、タイムアウトを挟みながら冷静に対応できたのが良かったです。以前より切り替えが早くなっていると感じます。

自分の得意なところに、パスを出してくれたおかげで得点につなげることができました。明日は外からのシュートも決められるよう、さらに頑張りたいです。

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