山梨クィーンビーズ

TICKET

report

試合報告

report

アランマーレ秋田にリベンジ!チームの一体感で掴んだ63-57の勝利

山梨クィーンビーズ 63-57 アランマーレ秋田 (ニュートラル開催)
スコア・見逃し配信

前回のアランマーレ秋田戦は、初戦を勝利したものの、第二戦ではオーバータイムの末に敗戦。アランマーレ秋田の得点源であるニアン・ンディ・クンバと樋口鈴乃に苦しめられた試合だった。今日の3度目の対戦では、この二人への対応と、昨日の姫路戦を落としたアランマーレ秋田が見せる気迫や攻撃力にどう対応するかがカギとなった。

試合は17時にトスアップ。渡邉愛加のスリーポイントでクィーンビーズが先制するも、オフェンスが停滞し、ボールが外周を回る場面が続いた。アンモールが早くもファウル2つでベンチに下がるが、交代で出場した石川明日香が連続得点を決め、チームを支えた。第1クォーターは15-17、クィーンビーズが2点ビハインドで終了。

第2クォーターでは、パスミスやイージーシュートの失敗が続き、オフェンスの形が作れない時間が長く続く。残り2分、中澤梨南のスリーポイントと出原菜月のドライブで一時22-22の同点に追いつくが、その後は先行を許し、25-31で前半終了。オフェンスの停滞とターンオーバーの多さが課題として浮き彫りになった前半だった。

後半開始直後、アランマーレ秋田の樋口鈴乃のスリーポイントで得点差が広がる。ここでクィーンビーズはゾーンディフェンスに切り替え、相手のミスを誘うことに成功。石川明日香と渡邉愛加が得点を重ね、41-42と1点差に迫った。

勝敗を決する最終第4クォーター。 渡邉愛加のシュートで逆転に成功すると、リバウンドやルーズボールで健闘し、濱西七海の得点が続き、クィーンビーズが勢いを取り戻す。終盤、再びアランマーレ秋田に逆転される場面もあったが、渡邉の連続スリーポイントで61-57と再逆転。最終スコア63-57で勝利を掴んだ。

この試合では、クンバを10点、樋口を7点に抑えるなど、ディフェンスの成果が光った。一方で得点力不足は依然として課題だが、試合中に問題を解決し、ベンチも含め一丸となって戦う姿勢がチームの成長を感じさせる内容となった。

次戦は皇后杯での滋賀銀行戦。勝利すれば、その先には今シーズンサマーキャンプ・ユナイテッドカップでも対戦したプレミアのトヨタ紡織との対戦が実現する。 そして、その翌週には年内最後のホームゲーム、ここまで3連敗中の東京羽田との連戦が待ち受ける。混戦のフューチャーの中で、プレミアへの挑戦権に名を連ねるには落とせない試合だ。

生まれつつあるチームの一体感。 12月7日・8日は小瀬スポーツ公園体育館で、その一体感が生み出すケミストリーの目撃者になりませんか? コート、ベンチ、スタンド一体となり、勝利のケミストリーを起こしましょう。

会場を黄色に染めて、共に戦いましょう!

ヘッドコーチ・選手の談話

石川幸子ヘッドコーチ

選手たちが最後まで諦めずに勝利を掴みに行ってくれたことを評価したいです。本当に厳しい試合でしたが、よく耐えてくれました。前半は、2点シュートがわずか3本しか決まらず、攻撃が停滞して苦しい展開でした。特にインサイドへのアタックが不足しており、そこが課題でした。ハーフタイムで『勝ちたいならしっかり勝ちに行こう』と伝えたことで、後半は攻める姿勢を取り戻し、ファウルをもらう形で流れを掴むことができました。 後半は交代がほとんどできない中で選手たちの体力的な負担も大きかったと思いますが、それでもディフェンスでしっかりヘルプを行い、気持ちの強さで乗り切ったと思います。特にゾーンディフェンスが機能し、チーム全員で支え合いながら戦えた試合だったと感じています。 石川 明日香の活躍も大きかったです。得点力があり、体を張ったプレーでチームに貢献してくれました。相手も彼女と対戦していないので、効果的だったと思います。 今回の2連勝は次の東京羽田戦に向けて非常に意味のある結果です。ただ、その前に皇后杯がありますので、まずは滋賀銀行に勝利し、さらに良い流れを作りたいと思います。ファイナルラウンドまで進むことを目標に、チーム全員で準備を進めていきます。

キャプテン井上桃子

前半は思うようにオフェンスが機能せず、苦しい展開が続きました。成功しているプレーもあったのですが、それを継続することができなかった点が課題です。また、オフェンスリバウンドの本数が増えれば、もっと得点のチャンスを広げられたのではないかと思います。

後半は追いかける展開でしたが、ゾーンディフェンスを採用したことが流れを変えるきっかけになりました。アランマーレ秋田のスリーポイントシュートや強みである攻撃に対応するため、試合中にコート内で喋り続けアジャストした結果、うまくはまったと思います。また、出場している5人だけでなく、ベンチからも声を出し続けるなど、全員で意思疎通を徹底できたことが大きかったです。そして、リバウンドで全員が粘り強く対応し、相手のキープレイヤーであるニアン ンディ クンバ選手に好きなプレーをさせなかったことも勝因の一つです。

今回の2連勝は、年内最後の東京羽田戦に向けて非常に重要な意味を持つ勝利だったと思います。来週は皇后杯を挟みますが、相手が下のカテゴリーのチームでも、自分たちのやるべきことは変わりません。滋賀銀行は実力のあるチームなので、チャレンジャーの気持ちで40分間闘います。

渡邉愛加

最後の場面での2本のスリーポイントは、土田選手からボールが来ると感じていました。目が合った瞬間、「絶対に決めてやる」と思い切りよく打ったら、うまく決まりました。あの2本のスリーポイントが逆転、そして点差を開くことができチームにとって重要な得点になったので良かったです。

今回の2連勝は、相手が違い非常に難しいものでした。それをチーム全員で勝ち切ることができたのは、大きな成果だと思います。今まで勝てなかった部分について、どこを修正すべきかを皆で考え、改善できたのが良かったです。

試合中も、コートにいる5人だけでなく、ベンチからの声やサポートがあり、全員で戦う意識が強かったと思います。特にゾーンディフェンスでは、1人でも理解が不足すると大きなズレが生まれてしまいます。だからこそ、最後までベンチも声を掛け合いながら守ることができたことが勝利に繋がりました。

皇后杯では、プレミアムのトヨタ紡織と対戦できる貴重なチャンスがあるので、まずは初戦をしっかり勝ち切りたいです。オータムカップで悔しい負け方をしているので、そのリベンジを果たせるよう、チャレンジャー精神を持って戦います。また、翌週の東京羽田戦については、あと一歩という試合が3試合も続いたので、次こそは必ず勝ちたいです。ホームで応援してくださるたくさんの方々に、2連勝しているクィーンビーズの姿を見せたいと思っています。

石川 明日香

今日は厳しい場面での出場が多かったですが、平常心を保ちながらプレーすることを心掛けました。点が取れない時間帯が続いていたので、「空いたら打とう」と思い切りよくシュートを狙いました。自分のタイミングで打てたシュートが入ったので良かったです。また、チーム全員がよく動いていたことで試合の流れが良くなり、ディフェンスの粘り強さがオフェンスにも良い影響を与えていたと感じました。本当に「みんなで勝った」という試合でした。

怪我もあってプレイタイムがなかなかもらえない時期が続いていましたが、今日は久しぶりに充実したプレーができてとても楽しかったです。ベンチの皆も大きな声で応援してくれて、本当に力になりました。最後まで皆が褒めてくれるので「皆んなにありがとうです」。これが今日で終わない様、今後の皇后杯、リーグ戦でまたチームに貢献したいです。

この2連勝は接戦を勝ち切れたという点で、自分たちの自信になったと思います。次の皇后杯、そして年内最後の東京羽田戦に向けて、今日のようなバスケットを続ければ必ず良い結果が出せるはずです。ホームゲームではチーム全員で力を合わせ、楽しくプレーして連勝を目指したいと思います。

試合後会場で誕生日のサプライズ! アンモール プリート コール

今日は最後に皆さんに誕生日をお祝いしてもらい、本当に嬉しくて、少し涙が出てしまいました。チームが一丸となって勝てたことが一番のプレゼントです。自分のプレーについては、思う様にいきませんでした。でも、ベンチに戻った時に同期の池田選手や三好選手が隣に来て声をかけてくれて、励ましの言葉が大きな力になりました。

今日は全員で力を合わせて勝利を掴むことができ、チームの力を感じました。この経験を次に繋げていきたいと思います。

最近の投稿

カテゴリー