山梨クィーンビーズ

TICKET

report

試合報告

report

明日も共に!ファン・ブースターの声を力に、勝利を掴め

藤原時計店 Presents 山梨市ホームゲ-ム

山梨クィーンビーズ 73 - 45 アランマーレ秋田

ボックススコア・見逃し配信はこちらから

クィーンビーズがアランマーレ秋田を73-45で下し、3連勝を飾った。試合を通じて、ディフェンスの強度と速い展開のオフェンスが機能し、終始主導権を握る展開となった。

立ち上がりはオフェンスのリズムがやや重く、アランマーレ秋田のディフェンスに対し停滞する場面も見られた。しかし、井上桃子と中山彩奈のスリーポイントが続き、次第にオフェンスのリズムを確立していく。ディフェンスでは、姫路戦に続き、片山菜々をはじめとするガード陣が相手に激しくプレッシャーをかけ、それに呼応して全員がアランマーレ秋田の攻撃に対し圧力を強めた。24-12とリードを奪い、第1クォーターを終了。

第2クォーターでは、序盤にオフェンスの動きが止まり、中山のスリーポイント以降、4分51秒間無得点の時間が続く。さらに、ディフェンスリバウンドでも苦戦を強いられる。しかし、クィーンビーズはここでもディフェンスの強度を落とさず、試合のコントロールを維持し、前半を34-19と15点リードで折り返す。

後半に入ると、アランマーレ秋田は高さで優位に立つニアン・ンディ・クンバを軸にオフェンスを展開し、一時は11点差に詰め寄られるが、この日誕生日を迎え、試合後に会場のファン・ブースターから祝福を受けることになる渡邊愛加が7分50秒のスリーポイントを決め、流れを引き戻す。前半に苦しんだディフェンスリバウンドでも奮闘し、アーリーオフェンスから得点を重ねたクィーンビーズは、ディフェンスでもアランマーレ秋田に主導権を渡さず、リードを20点に拡大し、50-30で第3クォーターを終える。

最終クォーターでは、ブレイクで池田沙紀と濱西七海が連続得点を決め、57-34と点差を広げたところでアランマーレ秋田がタイムアウトを要求。試合の流れを変えようと試みるが、ホームの歓声を背に、クィーンビーズのオフェンスのテンポは上がる一方だった。ディフェンスも最後までエネルギーを維持し、相手の攻撃を封じ込め、最終スコア73-45でクィーンビーズが勝利を収め、今季2度目の3連勝を飾った。

石川幸子ヘッドコーチは「序盤からしっかりプレッシャーをかけ、ディフェンスからオフェンスにつなげることができた。オフェンスでは、シューター陣の活躍に加え、ペイントアタックも増えて得点につながった。ただし、得点に結びつける部分には課題が残りました」と、チームの成長と明日への課題を試合後に語った。

ディフェンスからオフェンスへの流れが確立されつつあるクィーンビーズは、年末までの試合で見られた、ボールがスリーポイントライン周辺を横に移動するだけでオフェンスの動きが停滞する場面が影を潜めた。その結果、1試合の得点目標である75点を姫路戦では2試合連続でクリアし、今日は1点届かなかったものの74点を記録した。

今日の敗戦を受け、明日のアランマーレ秋田は試合の序盤からギアを上げ、クィーンビーズに襲いかかってくるだろう。そのエネルギーに負けることなく、ここ3試合の好調さを維持できるか。

明日は、次につながる”真の成長”を証明する一戦となる。

ヘッドコーチ・選手の談話

石川幸子ヘッドコーチ

序盤からしっかりプレッシャーをかけ、ディフェンスからオフェンスにつなげることができたのが良かったです。ただ、第2クォーターから第3クォーターにかけては、ディフェンスの強度は維持できていたものの、そこから得点に結びつける部分に課題が残りました。ここは次の試合に向けて修正していきたいと思います。

オフェンスでは、シューター陣の活躍に加え、ペイントアタックも増え、得点につながりました。チームとして目標にしている75得点には1点届きませんでしたが、全体として攻撃の幅が広がっている手応えを感じています。

また、ベンチメンバーがしっかりと役割を果たし、攻守ともに積極的にプレーしてくれたことで、良い流れを40分間維持することができました。

終盤戦に向けて、キャプテンの井上も「最後は WIN ALL で終わろう」と声をかけてくれました。チーム一丸となり、ホームでの試合をしっかり勝ち切って、次につなげていきたいと思います。

キャプテン井上桃子

先週の姫路戦に続き、今日も試合の入りからアグレッシブなディフェンスが機能し、自分たちの流れを作ることができました。ディフェンスが機能したことで、オフェンスもスムーズに展開でき、得点差をつけて試合を運べたと思います。

ただ、オフェンスリバウンドを相手に何本も連続で取られる場面や、不必要なファウルでフリースローを与えてしまう場面がありました。こうした小さなミスをなくしていくことが、明日の試合では重要になります。せっかくのホームゲームなので、応援してくださる方々にもっと自分たちのバスケットを見せられるよう、チーム一丸となって戦いたいです。

試合の中盤では得点が伸び悩む時間帯がありましたが、ディフェンスで相手の得点を抑えられていたため、大崩れすることなく戦うことができました。ただ、相手のディフェンスがアグレッシブに当たってくる中で、もっと改善できる部分があると感じています。ここはハーフタイムでも話し合い、修正を試みましたが、まだ課題が残る部分なので、明日に向けてしっかり調整していきたいです。

これで3連勝となりましたが、勝ったことで気を緩めず、ここからさらに勢いをつけていくために、次の試合もしっかり勝ち切ることが大事になります。試合前にチームで話し合ったように、相手の得点源やセットオフェンスをどう止めるかを徹底して考え、実行していきます。

明日の試合も相手がしっかり修正してくるはずですし、今日シュートが入らなかった選手が当たり始める可能性もあります。ディフェンスの強度を落とさず、前からプレッシャーをかけ続け、相手に難しいシュートを打たせ、リバウンドを取って走る。この自分たちのバスケットを40分間継続し、しっかり勝ち切りたいです。

久しぶりのホームゲームで、試合が進むにつれて会場の雰囲気も盛り上がり、たくさんの方が応援してくださっているのを感じました。本当に嬉しかったです。

池田沙紀
試合を振り返ると、停滞した時間もありましたが、オフェンスではスピーディーに展開し、自分たちらしいプレーができたと感じています。相手の得点をしっかり抑えることができた時間帯も多く、ディフェンスから走る展開を作れたことが良かったです。その結果、相手がタイムアウトを取る場面もありましたし、自分たちの流れをしっかり持ってくることができたと思います。

ディフェンスでは、過去の試合でやられた部分をしっかり修正し、「負けない」という気持ちを持ってプレーしました。チーム全員が「守る」という意識を徹底し、一人がやられたとしても、すぐにカバーする体制ができていたので、安心してプレッシャーをかけることができました。

オフェンスでは、ボールも人も動いている時は良い流れになっていたので、そこを意識しました。自分がプッシュできる場面では積極的に攻め、ドライブからアシストにつなげることを心がけました。

久しぶりのホームゲームでは、たくさんのご声援をいただき、本当に嬉しかったです。やはりホームならではの安心感があり、それを力に変えてプレーできました。

今日の試合で良かった点もあれば、リバウンドを含めて改善すべき点も多くあります。全員でしっかり反省し、明日はさらに良い試合ができるように頑張ります。

中山彩奈
日の試合では、出だしでフリースローを落としましたが、それでも積極的にプレーし、それが得点につながったと思います。自分の今日のテーマは「ディフェンスから流れを作る」ことでした。アグレッシブにプレッシャーをかけ、周りの選手たちもそれに応えてくれて、試合の流れを作れたのが良かったです。

試合の中で、2ピリオドや3ピリオドの序盤に少し停滞する時間がありましたが、チーム全体でしっかり対応できたと思います。リバウンドを何回も取られましたが、ボックスアウトを徹底し、諦めずに粘ることで対抗できました。それが流れを持っていかれなかった要因だと感じています。

このところ、相手にやられてもすぐにポイントを返せる場面が増えてきて、悪い流れを引きずらないようになってきたと感じています。チーム全体で「決められる選手がいる」という状況が増えたので、良い方向に向かっていると思います。特に、ガードの選手たちが落ち着いてプレーし、周りの判断が良くなってきているのを実感しています。

明日も勝つことが最優先ですが、それと同時に、さらに質の高いプレーをすることが重要だと考えています。フリースローを落としたり、リバウンドを取られたりした部分にはまだ改善の余地があるので、より精度を上げ、もっと徹底して勝ちに行きたいです。

片山菜々
今日の試合は、前半から前線でプレッシャーをかけるディフェンスが機能し、それを40分間継続できたことが良かったと感じています。ただ、明日は相手も修正してくると思うので、負けないようにプレッシャーをかけ続けたいと思います。

オフェンスでは、空いた場面でスリーポイントを狙い、ドライブから外の選手に合わせるプレーもできていました。特に第1クォーターでは速攻を狙って得点につなげることができ、自分としても良いプレーができたと思います。第3クォーターの序盤では少しボールが手につかない場面がありましたが、狙うべきところではしっかりアタックできたので、明日も継続していきたいです。

これでチームは3連勝となり、姫路戦からの良い流れを保てていると感じています。残りの試合も全勝を目指して戦い続けます。ホームゲームでは観客の皆さんの声援が力強く響き、それが相手にとってプレッシャーになっているのを感じました。自分たちにとっても心強いサポートなので、この雰囲気を力に変えて、次の試合も勝ちにいきたいと思います。

最近の投稿

カテゴリー