山梨クィーンビーズ

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チームの変化と、ホームでの集大

#14.濱西 七海

シーズン序盤の想定外の展開

今シーズンを振り返ると、開幕からここまでの流れは想像していたものとは違いました。シーズン前にディビジョン制に分かれることが決まり、試合のスケジュールや対戦相手の戦い方など、未知の部分が多かったです。

そういう環境の中で、移動も増え、精神的にも「勝たなければいけない」というプレッシャーが強くなりました。その影響で、勝ち切れなかった試合もありましたし、結果を引きずってしまうこともあったと思います。でも、今は4連勝中で、チームが良い形で戦えていると感じています。

結果が決まったことで変わったチームの雰囲気

正直なところ、プレーオフ進出の可能性が消えたことで、チームの雰囲気が変わりました。結果が決まったあと、自分たちの中でスイッチが入ったんです。

それまでの「勝たなきゃいけない」という気負いが消え、逆に「やるしかない」という気持ちに切り替わりました。挑戦するしかない状況になったことで、全員が遠慮せずにプレーできるようになり、良い方向にエネルギーが向いたと思います。

プレー中も、以前は「失敗したらどうしよう」「負けたらどうしよう」と考えてしまう場面がありました。でも、昇格という大きな目標がなくなったことで、目の前の試合に集中し、「このメンバーでできる残りの試合を、後悔なく戦おう」という意識が強まりました。

12月のリーグ中断期間も、チームにとっては良い時間だったと思います。11月から12月にかけて遠征続きで、体力的にも精神的にも厳しい時期が続いていました。でも、1ヶ月間のブレイクで、心身ともにリフレッシュできたし、チームとしてやるべきことを整理する時間になりました。

試合が再開してからは、コートに立った選手が迷いなくプレーできるようになり、試合中の表情も変わってきたと感じています。

ホームゲームの声援が生む一体感

そして、いよいよ次の2試合がホームでの直接対決になります。今シーズンの3位を確保するために、ものすごく重要な試合です。ホームゲームの雰囲気は、選手にとって本当に特別なもの。

山梨のファン・ブースターの皆さんは、どこのチームにも負けないほど熱い応援をしてくれる。ホームゲームでは、その声援が何十倍にも大きくなって、まるで会場全体が一つになっているように感じます。直近のアランマーレ秋田戦での逆転劇も、あの声援がなければできなかったかもしれません。アウェーでは人数が少なくても、遠征先で声を届けてくれる方々がいて、その声がホームでは何倍にもなって響く。あの雰囲気は、ホームでしか味わえない特別なものだと思います。

もっと多くの人に会場へ

今、観客数も少しずつ増えてきていると感じています。でも、まだまだ空席も多い。もし会場が満員になったら、どれだけのパワーになるんだろうと、すごくワクワクしています。

選手だけではなく、ファン・ブースターの力があってこそ、チームの雰囲気が作られる。だからこそ、より多くの人に会場に足を運んでもらいたいです。

バスケットボールの魅力は、その臨場感にあると思います。会場で観ると、風を感じるほどのスピード感、ボールがネットを通る音、ぶつかり合う音など、映像では伝わらないものがたくさんあります。

クィーンビーズの試合は、誰が出てもチームが機能するようにタイムシェアをしているのが特徴。だからこそ、いろんな選手のプレースタイルを楽しめるし、試合の展開がどんどん変わっていく。その変化を、生で観てほしいです。

応援の温かさと一体感

さらに、クィーンビーズのファン・ブースターは、本当に温かい。初めて試合を観に来た人でも、すぐに応援に馴染めるような雰囲気を作ってくれています。

応援の仕方が決まっているわけではなく、それぞれのスタンスで応援できる。だから、バスケを初めて観る人も気軽に楽しめるし、一緒に盛り上がれる。そういう、誰でも入りやすい環境を作ってくれているのが、クィーンビーズのファン・ブースターの素晴らしいところだと思います。

このチーム、このメンバーで戦える試合も、残りわずか。だからこそ、一戦一戦を大事に、全員で勝ちにいきます。

印象に残る1枚

11月24日 アランマーレ秋田です!
同期で入団し怪我に苦しんで思うようにニコらしいプレーができていない中、
復帰してニコの良さが全面に出てチームは救われ勝ち取れた勝利は誰よりも嬉しかったのでこの写真にしました!
あと、個人的にはニコの調子が良かったよりもおかえり!って気持ちでした笑

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