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積み上げてきたものを、結果につなげる
- 2025年02月18日
- admin
#30.土田 帆乃香
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開幕からの試練とチームの変化
シーズンが始まる前は、「今年はいけるな」という実感があり、初戦も勝つつもりで臨みました。しかし、思っていたよりもチームのケミストリーがうまく噛み合わず、なかなか勝てない試合が続きました。
そこから姫路戦で勝ち、新潟や秋田にも勝って、チームの状態は少しずつ良くなってきたと思います。しかし、やはり東京羽田と三菱電機には勝てなくて、そこが自分たちの甘さだったと感じています。練習の精度や、試合の中で求められる細かい部分の詰めが足りなかった。そこは来シーズンに向けてしっかり改善しないといけないところです。
ただ、今はチームとして4連勝できていて、バスケットのクオリティも確実に上がっています。この勢いのまま7連勝を目指して、最後まで戦い抜きたいと思います。
勝ち切るために求められるもの
東京羽田と三菱電機に対して、惜しい試合は確かにありました。しかし、自分たちが流れを掴むべき場面でシュートを決めきれなかったり、逆に相手は大事な場面でしっかり決めてきたり、そういった差が勝敗を分けたと思います。
勝つための気持ちが足りなかったわけではありません。しかし、勝ち方の部分では、相手の方が一枚上手だった。だからこそ、そこをこれから詰めていくことが、自分たちがもっと上のレベルに行くために必要なことだと感じています。
ホームでの戦いが持つ意味
今は4連勝中で、目標は7連勝。次の2試合は、今狙える最高順位である3位を確保するために本当に重要な試合になります。それがホームで戦えるのは、すごく大きなことです。
アウェーでもクィーンビーズのブースターは本当に熱くて、どこの会場でも声では負けていないと感じます。しかし、ホームはやはり特別です。普段なかなか試合を観に来られない山梨の方々も応援に駆けつけてくれるし、接戦の多いチームだからこそ、会場の声援が逆転のきっかけになることもあります。
苦しい時間帯に、あの声援がどれだけ力になっているか――それを何度も実感してきました。だからこそ、ホームでの試合は、自分たちにとっても大事なものだと思っています。
生観戦ならではの魅力
まだバスケットを生で観たことがない人にも、ぜひ会場に来てほしいです。テレビやネットで観るのと、アリーナで観るのとでは、全然違います。
私自身もBリーグの試合を観に行くことがありますが、やはり生で観ると迫力が違います。バスケットの一番の魅力は、攻守の切り替えのスピード感だと思っています。それを肌で感じられるのは、やはり会場に来た人だけの特権です。
クィーンビーズの試合なら、まずベンチのパフォーマンスを観てほしいです。試合に出ている選手だけではなく、ベンチの選手も一緒に戦っています。その一体感を感じてもらえたら嬉しいです。
あとは、ルーズボールやリバウンドに飛び込む泥臭いプレー。そういうプレーを全員が全力でやっているのが、今のクィーンビーズです。そういう部分を観てもらえたら、きっとクィーンビーズをもっと好きになってもらえると思います。
印象に残る1枚
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11月24日行われたアランマーレ秋田との3戦目です。
シーソーゲームで最後まで勝敗がわからない緊迫したゲーム。
コートのメンバーもベンチのメンバーも一丸となって戦えた試合なので
とても印象に残ってます。