山梨クィーンビーズ

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自分の意識の変化が、プレーを変えた

#72.出原 菜月

チームの結束が生まれたシーズン

今シーズンを振り返ると、現在のほうがチーム全体としてまとまっていると感じています。開幕当初を思い返すと、チーム全員が一つの方向に向かっていない部分があったように思います。しかし、今は違います。全員が同じ目標に向かい、一つのチームとしてしっかり戦えている実感があります。

サマーキャンプは3連勝で終えたものの、ユナイテッドカップでは悔しい負け方をしてしまいました。その影響で、チームがさらに結束するというよりは、不安を抱えたままリーグ戦に突入してしまった部分がありました。しかし、プレミア昇格の可能性がなくなった今、逆に「とにかく勝って終わろう」という気持ちがチーム全体に共有され、今こそ一番まとまっていると感じます。

シーズン序盤と今とでは、自分の考え方が大きく変わりました。昨シーズンは試合に出場する機会がほとんどなかったため、「試合に出ること」に執着していた部分があったと思います。その影響で、勝ちにつながるプレーよりも「どうやったら自分が試合に出られるか」ということばかり考えてしまう時期がありました。しかし、今は違います。今は「チームのためにどうプレーするか」という意識に切り替えることができました。この意識の変化が、自分のプレーにも良い影響を与えていると感じています。

ホーム最終戦、新潟に勝ち切る

次の新潟戦は、今シーズンを最高の形で締めくくるためにも、絶対に勝ちたい試合です。新潟には今シーズン2勝していますが、そのうちの1試合はギリギリの展開でしたし、負けた試合では新潟の良さを存分に出されてしまいました。ホームゲームで戦えるからこそ、ここでしっかり勝ち切り、良い形でシーズンを終えたいです。今のチームの一体感をさらに強め、全員が同じ方向を向いて戦えれば、必ず勝てるはずです。

ホームゲームで感じる応援の力

今シーズン、ホームとアウェイの両方を経験し、改めてホームゲームの特別さを実感しました。やはり、ホームではファン・ブースターの皆さんが自分たちのために声援を送ってくれる。その心強さは、アウェイとはまったく違います。山梨の人たちが、山梨のチームを応援してくれる。その環境でプレーできることが、すごく大きな力になっています。いつも以上に気持ちが入る試合になります。

バスケットの試合を映像で観るのと、アリーナで観るのとでは、まったく違います。映像ではどうしても平面的に見えてしまいますが、実際にアリーナで観ると、選手の動きの速さや試合の展開がよりリアルに感じられます。それに、応援の雰囲気もアリーナならではの魅力です。試合の流れとともに、会場の雰囲気もどんどん変わっていきます。その中で応援することで、ただ試合を観るだけでなく、会場の一員になって試合を楽しめると思います。

クィーンビーズの魅力

クィーンビーズは、派手なプレーが目立つチームではないかもしれません。しかし、その分、ディフェンスやリバウンド、ルーズボールなど、泥臭い部分でしっかり戦うチームです。プレミアのチームと比べると、華やかなオフェンスの場面は少ないかもしれませんが、その代わりに、全員がディフェンスで粘り、リバウンドを取って、そこから速攻につなげる。そんなバスケットを体現しているチームだと思います。ただひたすら根性で戦っているわけではなく、チーム全体が楽しみながらプレーしている。その雰囲気が、試合中のベンチにもあふれていますし、ベンチの選手も含めて全員で試合を作っているところを、ぜひ観てもらいたいです。

最後のホームゲームが近づいてきました。応援してくださるファン・ブースターの皆さんと一緒に、最高の試合を作れるように、チーム全員で最後まで戦い抜きます。

印象に残る1枚

10月26日(土)姫路戦game1の写真です。
チームで掴んだ逆転勝利で、すごく嬉しかったのを鮮明に覚えているのでこの集合写真をえらびました。

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