山梨クィーンビーズ

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積み重ねた成長を、最後のホームで証明する

石川幸子ヘッドコーチ

プレミア昇格は果たせず、それでも感じるチームの成長

今シーズンの目標であったプレミア昇格は果たせませんでしたが、チームの成長を強く感じています。特に、上位2チームには勝てなかったものの、それ以外のチームとの対戦では選手たちがしっかり戦い、直近では4連勝を達成しました。これは、選手たちがチームとして一体となって戦えている証だと考えています。

昇格の可能性が消えたことは悔しいです。日に日に悔しさが増していますが、その悔しさを糧に、最後の3試合をより充実させ、しっかり勝ち切りたいと思っています。新潟戦までのこの空いた期間を活用し、もう一段階成長するためにハードなトレーニングを取り入れ、選手同士が切磋琢磨しながらお互いを高め合う時間としています。

選手たちの成長は、プレーの落ち着きや試合の流れの中での対応力にも表れています。年明け以降の試合では、接戦を勝ち切る力がついてきており、選手自身も「試合の展開に左右されず、落ち着いて試合を進行できている」と話しており、それが4連勝という結果につながっています。試合ごとにチームとしての成熟度が増し、以前はリードされると焦る場面もありましたが、今では冷静に試合を進める力が備わってきたと感じています。

クィーンビーズらしさが詰まったベンチの熱量

このチームの魅力、というか私が好きなのは、チームメイトが良いプレーをした時のベンチの盛り上がりです。選手同士が良いプレーを称え合い、全員が一体となって戦う姿勢が、チームの結束力の強さを表しています。試合中、私はコート内を見ているので、背後で起きていることは試合後にビデオを見ないとわからないのですが、その瞬間に「チームになっている」と強く感じます。ベンチの選手たちはジャンプしたり、ポーズを決めたりと、まるで優勝したかのように感情を爆発させる場面も多くあります。この熱量こそが、クィーンビーズらしさだと感じています。

モコ(井上桃子選手)なんて、2試合ほど後ろから抱きついてきました。優勝したのかと思うほどの盛り上がりでした。また、最後までしっかりタフに戦ってくれるところも魅力です。ディフェンスでは、今はポイントガードの2人が緩急をつけて、速攻すべき時は速く攻め、1本欲しい時にはセットプレーを作ってくれています。これが4連勝の要因の一つだと思います。ディフェンスもオフェンスも攻め続ける姿勢を、ぜひ見ていただきたいです。

最後のホームゲーム、ファン・ブースターとともに

ここからの残りの3試合は、今シーズンの集大成として、チームの成長を示す戦いとなります。
明日からは新潟との連戦です。ここまで新潟との対戦は接戦が多く、勝っている試合もあれば逆転を許した試合もありました。新潟は勢いに乗ると一気に流れを持っていくチームなので、ディフェンスからリズムを作り、しっかりとオフェンスにつなげることが重要です。 これまで準備してきたことを試合でしっかりと発揮したいと思います。
この試合は3位を決める大事な戦いであり、お互いに気持ちの入った試合になることは間違いありません。特にリバウンドやルーズボールといった細かい部分が勝敗を分けるポイントになってくると考えています。40分×2試合、80分間を通して、そうした泥臭いプレーを最後まで継続し、絶対に諦めない姿勢で戦い抜きたいです。

4連勝は、チームにとって大きな自信となっています。特にアランマーレ秋田戦では、2試合とも全く異なる展開でしたが、2戦目ではリードされた状況から逆転勝利を収めました。こうした粘り強さはシーズンを通して磨かれてきたものだと感じています。この勢いをしっかり継続し、何よりもチームが一つになって戦うことが大切です。
また、今節は今季ホームでは最後の試合となります。私たちにとって、ホームで試合ができることは大きなアドバンテージであり、ファン・ブースターの皆さんの応援が大きな力になります。この応援を追い風に変えて、チーム全員で勝利を掴み取りたいです。
試合のスタートから集中力を高め、一体感を持って試合に臨むことがカギになります。しっかりと自分たちの力で勝ち切り、3位を確定させたいと思っています。

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