山梨クィーンビーズ

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試合報告

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小瀬で繋いだ夢を、次週姫路戦で叶えよう!ファン・ブースターと共に

山梨信用金庫 Presents 韮崎市ホームゲ-ム 

山梨クィーンビーズ 65 - 51 新潟

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昨日に続く新潟とのGame 2。連戦2日目の新潟は試合へのアジャスト力に長け、前日よりも激しく向かってくる。その相手の強みを真正面から受け止めたクィーンビーズが、押し込まれる場面を鍛え上げたディフェンスで耐え、リバウンドやルーズボールに執念を見せ、追いすがる新潟を終盤に引き離して勝利。フューチャーリーグで今季の3位を確定させ、年明けの三菱電機戦で敗れ、プレミア挑戦権を逃した悔しさを胸に掲げた”シーズン終了までの7連勝”という目標まで、あと1勝。貴重な白星を手にした。


試合の入りは井上桃子、渡邊愛加、石川明日香が得点を重ね、オフェンスとディフェンスのリズムが噛み合う。序盤で14-4と10点のリードを奪い、新潟は残り4分4秒でタイムアウト。タイムアウト後に新潟が反撃を見せるが、クィーンビーズはリードを維持し、18-12で第1クォーターを終えた。


第2クォーターではディフェンスリバウンドで出原菜月が奮闘し、上長美菜、中澤梨南がスリーポイントを沈めて点差を広げる。途中交代で入った中山彩奈、三好青花も得点を重ね、残り3分52秒には34-20とリードを拡大。ここで新潟が前半2回目のタイムアウトを取る。新潟のディフェンスが激しさを増し、クィーンビーズは戸惑う場面も見られたが、リバウンドやルーズボールに絡み続け、主導権を渡さなかった。39-29で前半を終了した。


ハーフタイムには、小瀬スポーツ公園内のJIT リサイクルインク スタジアムをホームスタジアムとするヴァンフォーレ甲府のチャント「夢叶う小瀬」が、クィーンビーズ史上最多となる1380人の観客で埋まったアリーナにはじめて響く。
リーグ3位の確定、そして7連勝でシーズンを締めくくるという目標を叶えるための6勝目を小瀬で実現できるか。夢をかけたクィーンビーズの後半残り20分の戦いが始まった。


後半に入ると、新潟のディフェンスがさらに圧力を強める。オフェンスを押し上げられたクィーンビーズは得点が停滞し、新潟が流れをつかみ始める。両チームとも得点が伸び悩む時間帯が続くが、クィーンビーズはリバウンドで粘り、新潟に傾きかけた流れを食い止める。残り6分、41-31の場面で新潟がタイムアウトを取るが、コートインした上長美菜のスリーポイントとドライブでの得点が続き、試合の流れを引き寄せる。第3クォーター終了時点で50-35と再びリードを広げる。


最終クォーターに入ると、新潟はオフェンスリバウンドで健闘。セカンドチャンスを生かし、点差を縮めにかかる。クィーンビーズは上長美菜からのパスを中澤梨南がスリーポイントを沈めるも、リバウンドへの反応が鈍り、新潟が点差を詰める。残り5分22秒、53-44の場面でクィーンビーズがタイムアウト。場内は「レッツゴークィーンビーズ」の大声援に包まれる。石川幸子ヘッドコーチは「新潟のディフェンスの圧力に押し上げられすぎているので、落ち着いてセットを組んで得点を狙うこと」を指示。タイムアウト明け、一旦は53-47と6点差に詰め寄られるが、クィーンビーズはオフェンスリバウンドを立て続けに確保し、井上桃子がフリースローを獲得。55-47とリードを広げる。
残り3分53秒、新潟がタイムアウト。クィーンビーズは、新潟のディフェンスの圧力で減っていたペイントアタックを再び増やし、相手ディフェンスを引きつけると、外でフリーになった濱西七海へパスが渡る。濱西七海が「チームで作ったチャンスに自分は打つだけだった」と試合後に振り返ったスリーポイントを沈め、58-47と点差を広げた。新潟は最後までプレッシャーをかけたが、クィーンビーズは落ち着いて対処。残り1分35秒、渡邊愛加がスリーポイントを沈めて61-49とし、試合の行方を決定づけた。


ホーム最終戦を終え、試合後のエンディングマイクで石川幸子ヘッドコーチは「チームの目標は優勝でしたが、叶えることができず悔しいシーズンとなりました。しかし、優勝を目指して積み上げてきた努力は、必ず次につながると信じています」と、選手の成長を称えた。


1週間後、クィーンビーズは今季最終戦となる姫路戦に臨む。


6連勝を達成し、”7連勝でシーズンを締めくくる”という最後の目標へ挑むクィーンビーズ。
その集大成となる対姫路戦は、3月2日14時30分、大田区総合体育館でトスアップ。


ファン・ブースターの皆さん、小瀬で繋いだ夢を、最後の戦いで叶えましょう!!

ヘッドコーチ・選手の談話

石川幸子ヘッドコーチ

今日は試合の入りから、選手たちが「絶対に勝ちたい」という強い気持ちを前面に出してプレーしてくれました。その姿勢が勝利につながったと思います。ただ、序盤にリードを奪っても、試合中に何度か追いつかれる場面があったのは課題です。もっと試合の流れをコントロールする力をつける必要があると感じています。それでも、6連勝で3位を確定できたことはチームにとって大きな成果でした。

第2クォーターや第3クォーターでは、相手のプレッシャーに押されてしまい、リングから遠ざかる場面が続きました。ペイントタッチが減り、アタックできなくなったことで、攻撃のリズムを作れず、相手の速攻につながる場面がありました。こうした時間帯を長引かせず、1本のプレーで流れを断ち切れるように、さらにレベルアップしていきたいと思います。

3位が確定したことについては、正直なところ悔しさもあります。昨シーズンはベスト8以上を目指し、今シーズンはフューチャーリーグでの優勝を目標に掲げていました。昨年はプレーオフ進出の可能性が消えた時に、選手のモチベーションの維持が難しくなったこともありました。しかし、今年は優勝が遠のいた後も、チームが一つになり「これ以上は絶対に負けない」という強い気持ちを持ち続けました。選手たちは互いにコミュニケーションを取りながら、ハードな練習を積み重ね、最後まで成長を遂げてくれました。その結果として、この3位という順位を勝ち取れたことは、選手たちの努力の証だと思います。

今日は試合前から本当にたくさんのお客さんが来てくださり、私はすごくワクワクしました。会場の雰囲気が素晴らしく、皆さんの声援が本当に力になりました。とても嬉しく思っています。

来週にはまだ1試合が残っています。最後まで走り続けたいと思いますので、今後とも応援よろしくお願いします。

さらに上げ、リバウンドやルーズボールの場面で相手に負けないように、最後まで粘り強く戦い抜きたいと思います。

キャプテン井上桃子

今日は、新潟が2日目にしっかりアジャストしてくることを意識しながら試合に臨みました。新潟は2戦目に強く、ディフェンスやリバウンドの強度を上げてくるチームなので、アップの段階から全員で集中し、試合の入りをしっかりすることを確認しました。その結果、試合の出だしで良い流れを作ることができたと思います。

第2クォーターの途中で苦しい展開になりましたが、ディフェンスで粘り、失点を最小限に抑えることができました。その結果、リードを保ったまま第3クォーターに入ることができました。第3クォーターでは得点が伸び悩む時間帯が続きましたが、相手の得点も抑えられたことで、大きく点差を詰められることなく耐えることができました。最後は、インサイドへ強くアタックすることでスリーポイントが生まれ、さらにリバウンドを粘り強く取り続けることで、攻撃のチャンスを増やし、チームで掴んだ勝利だったと感じています。

この2連勝で3位を確定させたことは、チームにとって大きな成長の証です。ただ、1位の東京羽田と2位の三菱電機に対して、今シーズン一度も勝利できなかったという現実があります。勝率の差が示すように、上位2チームとの差はまだ大きく、その差を埋めるためには、チームとしての成長はもちろん、個々のレベルアップが必要だと感じています。シュート力やフィジカルの強さなど、自分自身も含め、それぞれが成長していかなければならないと思います。

昨日、今日と、本当に大勢の方に会場へ足を運んでいただきました。こんなに客席が埋まっている小瀬は初めて見ましたし、その光景に感動して、歓声を聞いた瞬間に涙が出そうになりました。自分たちもプレーに熱が入り、チーム全員で、そしてファン・ブースターの皆さんと一緒に勝利を掴み取ろうという気持ちが、より強くなりました。

濱西七海

今週の試合で自分たちが目指していたのは、今シーズンの目標としていた昇格には届かなかったものの、現時点で目指せる最高順位である3位を確定させることでした。チーム全員が「この週末で3位を決めるんだ」という強い意志を持ち、試合に臨みました。その結果、ホームで3位を確定させることができ、ホッとした気持ちとともに、大きな喜びを感じています。

第4クォーターの入りで、自分のミスが続き、チームに迷惑をかけてしまいました。ベンチに戻った際には、自分のプレーに対する悔しさと反省の気持ちが強かったですが、もう一度コートに立つチャンスがあれば、「リングに向かう姿勢を貫こう」と考えていました。試合の終盤、エンドラインからボールを出すときに、空耳かもしれませんが、観客席かから「ついてるよ」という声が聞こえました。その瞬間、「自分たちにはホームの皆さんがついているんだ」と改めて感じることができました。その言葉が気持ちを切り替えるきっかけになり、自然とシュートに向かうことができました。結果として、あのスリーポイントを決めることができ、あの声は本当に大きな後押しになったと感じています。

3位は確定しましたが、リーグ戦はまだ終わりではありません。目標としていた昇格には届かなかった現実がありますが、あと1試合、連勝を7に伸ばして締めくくることができるかどうかは、今後のクィーンビーズにとって非常に重要な意味を持つと思っています。今日の勝利を喜ぶ気持ちはもちろんありますが、すべてが完璧な試合だったわけではありません。最終戦では、全員がコートで持てる力をすべて出し切り、勝つことだけを考えて戦いたいと思います。

中澤梨南

昨日の試合では、新潟の流れに飲まれてしまい、自分たちのバスケットを展開できませんでした。しかし、今日の試合前のミーティングでは、「自分たちの強みをもっと発揮することが大事だ」と話し合い、ディフェンスを意識しながらプレーすることを徹底しました。その結果、落ち着いてシュートを決めることができたと思います。

昨日はシュートチャンスがあってもパスを探してしまい、消極的になってしまいました。今日はその反省を活かし、リングをしっかり見て、自分が打つべき場面では迷わずシュートを打つことを意識しました。昨日の試合を振り返り、課題を修正して臨めたことは、自分にとっても大きな収穫でした。

今シーズンを振り返ると、11月の春日部での試合がチームにとって大きな転機になったと感じています。東京羽田や三菱電機との試合では接戦を演じましたが、それまでは「勝つのは難しいのでは」と弱気になることもありました。しかし、その試合を通じて「自分たちは勝てる」という自信を持てるようになり、後半戦はポジティブな気持ちで試合に臨むことができました。

今日もたくさんのファン・ブースターの皆さんが会場に駆けつけ、最後まで力強い応援を送ってくださいました。ベンチの雰囲気が沈みそうな場面でも、皆さんの声援が後押ししてくれたおかげで、最後まで戦い抜くことができました。次の試合も勝利し、「クィーンビーズを応援していてよかった」と思っていただけるような試合をしたいと思います。

ハーフタイムショー
伊藤ひろの x 日本航空学園吹奏楽団

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