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2024-25シーズン最終章
- 2025年03月01日
- admin
10月12日に開幕したクィーンビーズの2024-25シーズンも、明日の姫路戦で幕を閉じる。
戦い方を模索しながらシーズンが深まる中で、東京羽田、三菱電機から白星を上げることができなかったことが大きく響き、年明け1月の三菱電機戦で連敗した時点で、今季目標としてきたプレミア昇格の夢は消えてしまった。
当初の目標が消える中で、チームのモチベーションの低下が心配された時期だった。
しかし、選手たちは下を向くことなく、選手間のミーティングで掲げた最終戦までの目標は「残り7試合全勝」。
12月から1月にかけてのバイウィークに取り組んだ練習の成果と、チーム全員でタイムシェアして強度を保つオールコートのアグレッシブなディフェンスを基盤に置いた試合運びが功を奏し、ここまでの連勝を6に伸ばした。
最終戦までの目標「7連勝」、その達成まであと一つ。
この連勝の要因は、練習の成果や戦い方だけではない。もう一つ、大きな要因がある。それは”チームのまとまり”だ。
昨年6月30日の新体制発表記者会見で、石川幸子ヘッドコーチはこう語った。
「バスケットボールという競技が上手なだけでは勝てないと思っています。1人がみんなのために、みんなが1人のために愛を持って考えて行動を起こすことができれば、結果は自ずとついてくると思っています。」
そして今、シーズン最後の試合を前に、石川ヘッドコーチは「うまくいかないところをチーム全体でフォローし合うのが今のチームです」と、苦しんだ末に掴みつつある選手たちの成長に目を細めている。
シーズン前に掲げた目標は叶わなかったものの、個々が成長し、その個性が融合し、チームの成長につながった今季のクィーンビーズ。
その集大成となる最終戦が、明日に迫る。
今季の成績はここまで12勝12敗。
目指す7連勝、そしてシーズン勝ち越しをかけた一戦が始まる。
「1人がみんなのために、みんなが1人のために」
選手・スタッフだけでなく、今季背中を押し、一緒に戦ってくれたすべての皆さんと共に、
見届けよう!愛に満ちたチームの最終章を。
最終戦を控えたヘッドコーチ・キャプテンの談話
石川幸子ヘッドコーチ
今シーズンやってきた成果を、選手たちには思う存分出してもらいたいです。もちろん、100パーセントうまくいくとは思わないですけど、選手たちがそういう思いでやっているのはわかっていますし、うまく行かないところをチーム全体でフォローし合うのが今のチームです。
ここまでの6連勝も、チームでオフェンスして、チームでディフェンスすることができたからこその結果です。だからこそ、最後の試合も、全員で戦い抜きたいと思います。その結果として勝利につながると信じていますし、とにかく最後までチームで戦いたいです。
キャプテン井上桃子
シーズンが始まったときは長く感じていましたが、今こうして振り返ると早かったなと感じます。やっぱり勝っていると時間が過ぎるのは早いですし、負けているとしんどくて長く感じることが多かったです。でも、最後の最後でチームがまとまってきたというか、すごく良い状態で戦えているのは全員が感じていると思いますし、自分自身もそう感じています。
ただ、それだけに「これをもっと早く出せていたら…」という悔しさも少しあります。三菱戦や他の大事な試合で、今の状態を出せていたらどうなっていたんだろう、と考えることもあります。でも、今は本当にいいチームになっていると思うので、その成長をしっかりと最終戦で見せたいです。
姫路さんも最後の試合なので、全力でぶつかってくると思います。受け身にならずに、私たちがチャレンジャーの気持ちで戦わないといけない。慎重になりすぎず、前節で良かった試合の入りを継続して、最初から自分たちのリズムに持ち込みたいです。
応援してくださるファン・ブースター、そしてスポンサーの皆さんへ、最高のゲームを届け、勝って終わりたいです。やっぱり勝つことで、応援してくれる人も増えますし、もっと多くの人にチームを知ってもらえる。そういう意味でも、この試合はすごく大事だと思っています。
最後まで全員で戦って、しっかり勝ち切って終わりたいです。