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VSトヨタ第一戦(2019.12.21)
- 2019年12月21日
- admin
山梨 75 – 92 トヨタ自動車
ボックススコア及び試合の動画はこちらでご覧ください。
本日の甲斐市敷島体育館の入場者643人が声援を送る中はじまったトヨタ自動車との第一戦。
ここまで2週続けて初戦の入りで躓き、序盤で勝敗の行方が見えてきてしまう様な試合が続いただけに、チーム全体がその流れからの脱却を図ろうとした今日の試合に際し「前節までのトヨタ自動車のビデオを徹底的に見た」伊與田ヘッドコーチが導き出した策がハマり1ピリの終盤までは主導権を握って試合を進めたクィーンビーズだった。しかし2ピリ以降、伊與田ヘッドコーチが「永遠の課題」と語る「ボックスアウトの徹底によるディフェンスリバウンドの確保」に綻びが出はじめると、試合の流れはトヨタ自動車に傾き始めた。10点ビハインドで前半終了。
ハーフタイムショーの甲斐市みゆき連による阿波踊りを挟んで始まった後半戦、好調な水野・渡邉を筆頭に運動量で勝るクィーンビーズが身体の大きなトヨタ自動車のディフェンスを翻弄しながら何とか追いすがるが、最終4ピリでは疲れからかシュートの精度が落ち、最後は17点差の92対75でこの連戦黒星スタートとなった。
「初戦での試合の入り方」という1つの課題はクリアしたが、クリアしたことで対戦相手のトヨタ自動車が、今度はどんな作戦で来るのか。対戦する当事者たちは呑気なことは言ってられないが、見る方にとっては2日続く同一カードの面白さが十分味わえる第二戦となりそうだ。
試合後話を聞いたヘッドコーチ、選手が口にしたオフェンスで一定の効果はあったが体力も消耗する「大きく動くオフェンス」を最後までやり続けること。そして永遠の課題である「ボックスアウト」の徹底。そして試合の入りで受け身にならない「心の強さ」。
この3つが揃った先にホーム初勝利という光明が見えてくるのではないだろうか。
注目のトヨタ自動車との第二戦は本日の同じく甲斐市敷島体育館で13時30分トスアップです。
ヘッドコーチ・選手の談話
伊與田ヘッドコーチ
トヨタ紡織、富士通と初戦が良くなかったので、今日はそこに拘った。相手の攻撃を研究していくと、センター・フォワードにボールが入る合図になるオフェンスがあったので、そこは全部ダブルチームに行った。
そこそこ上手くいってある程度は止められた。
トヨタ自動車は2番ポジションに小さな選手を使ってくることがあるので、そこを水野、若原、近内にそこを徹底的に攻めさせた。
序盤はうまく行ったがサイズとスピードで来られると厳しかった。何とかシュートを決めて繋いでくれたが、最後はバテてしまいシュートの精度が落ちた。そういうところを決めないと最後まで競ることは出来ない。75点取ったのは上出来だが92点取られると今のうちでは、そこまで取れない。全く相手にならないとかの感触ではない、92点失点のうち「阻止できるところはどこなのか」を明日までに考えて実行する。
キャプテン岡萌乃
今日の出だしは自分たちの流れで良い状態で入れた明日は、相手もアジャストして来るだろうし、入りから激しく来ると思う。
相手の出方にびっくりしないで、自分たちのやりたいことを徹底してやっていきたい。
得点は自分達も取れたが、相手も取っている「相手を60点台に押さえ自分たちがギリギリ70点台」が、うちの勝ちパターンなので失点を抑えたい。
それと、リバウンドセンターを押さえても3番ポジションにリバウンドを取られた3番も取らせない様にボックスアウトを徹底し1、2番がリバウンドを取る様にしたい。
ホームで勝ちたい。
水野菜穂
個人としては点は取れたがドライブで突っ込んで、守られてのミスが多かった
しっかり止まって、ボールを捌くことも必要だ。
チームとしては最初からディフェンスで積極的に仕掛けて行き、その勢いでオフェンスも積極的に行けた結果、入りが改善できたのは良かったが、勝負のリバウンドで競り負けて、そこから相手のリズムになってしまった。トヨタは一人一人がしっかり守れば「守れるのかな」という感触はある。
オフェンスでは大きく動いてスピードでかき回したい。
明日の鍵は、ディフェンスリバウンドのボックスアウトそして、自分たちのミスを減らすこと。
渡邉まりい
ファースト、セカンドシュートが入り、シュートタッチも良かったのでチャンスがあったらどんどん打とうと思った。今日は自分達のオフェンス、ディフェンスが出来て良い入りで最後まで追いかけて行けた。
明日も、もう一回出だしからやることをやって競合いに持ち込みたい。トヨタ自動車の選手は身体が大きく、技術も高いので、持ちたいところでボールを持たせると太刀打ちできない。
相手の行きたいところに自分が入り自由にさせないことを心がけたい。