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2022.11.6 VS 富士通 第2戦
- 2022年11月07日
- admin
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山梨QB 66– 65 富士通
ボックススコア・見逃し配信は、こちらでご覧ください。
「総力戦第一章」は白星で完結
11月5日の富士通との第1戦後、ゲームレポートにつけたタイトルは「掴んだ手応えを勝ち星に」
願望を含んでつけたこのタイトルに対し、クィーンビーズは前日までの5試合で掴んだ手応えを、翌日の試合で勝ち星に変えてしまった。
昨日の第1戦は前半終了時点で7点のビハインド
今日の第2戦は前半終了時点で16点のビハインド
第2戦でも、前半までは昨日と同じ展開で、富士通のきついディフェンスの前に難しいシュートを打たされ、外れたシュートのリバウンドから走られ、ドライブまたは、そこからのキックアウトでスリーを決められる厳しい展開。
「これは今日も厳しいか?」と良からぬ想像が頭に浮かぶ。
しかし、ハーフタイムに選手間で前半を振り返り「ここは打たせて良いからリバウンドに行こう」
「ここは打たせちゃダメ」と守り方を全員で共有すると、ディフェンスリバウンドに対応出来て自分たちの次の攻撃の形が作れるようになり、ジワリジワリと得点差を詰める。
3ピリ終了時点で48-54の6点差に詰め寄ると、クィーンビーズの10人は「行ける!」とスイッチが入る。
この試合の富士通は、得点経過の要所になると東京五輪のメダリスト町田瑠唯・宮澤夕貴が勝負強さを発揮、掴みかけた背中が何度か遠のくが、気持ちを切らすことなく食い下がり残り1分16秒で岡萌乃がスリーを沈めて66-64と逆転。
富士通は次のオフェンスで宮澤がシュートを外し、山梨ボールで残り34秒
ここで町田が土田帆乃香のパスをスティールして逆転に望みをかけるが、そのスティールを一番近くで見ていた岡は「正月の富士通との対戦で町田の1プレーで会場内が大きく湧き、試合の流れが富士通に大きく傾いてしまった。それはさせたくなかった」と捨て身のディフェンスで町田を阻止。
ファウルでフリースロー2本を与えたものの、1本を外し試合は終了
66-65でクィーンビーズの勝利となった。
試合後にインタビューした岡・渡邊。土田の3名それぞれが「うちは総力戦」と口にする
山梨からは今回の遠征に帯同していない若原愛美が映像で見て感じた昨日の反省点を送信。
「離れていてもチームのために動いてくれる人がいて、その人たちの力も借りて勝てた1勝」と話す岡。
この2日間を10人の総力戦で乗り切ったクィーンビーズ
開幕カードでの異例の2試合オーバータイムに始まったリーグ戦は3週間の休止期間を挟んで皇后杯、その後のリーグ戦再開へと続く。
ここまで6試合で積み上げたものを、ここから先でどう活かすか?
戻ってくるメンバーも加わった「総力戦第二章」に期待したい。
2日間 ご声援ありがとうございました。
ヘッドコーチ・選手の談話
金子寛治ヘッドコーチ
とどろきアリーナまで足を運んでくださったファン・ブースターの皆様
山梨から配信をご覧いただいた皆様
富士通戦での、ご声援ありがとうございました。
富士通は昨シーズンのファイナル進出チーム
「目の前の課題を潰していこう」と考えて試合に挑んだことが、2戦目で白星という結果に繋がったと思う。
試合の中で選手たちの成長を感じられる40分間だった。
開幕のアランマーレが1勝1敗だったので、今日の1勝は大きい。
今日の試合で一番良かったのは、それぞれが良い仕事をしてくれたこと。得点の取れる選手が非帯同の中で、コート内の連携で頑張ってくれた。
ここでリーグ戦は一旦休止となる。
まず、怪我を治して日本経済大学と三菱電機との対戦に向けて必要なことを積み重ねていきたい。
秋田戦の逆転、今日の1勝は自信になると思う。
キャプテン岡 萌乃
リーグ戦で上位のチームに勝つ経験は私も初めて、最高です。
前半あまり良くなかったが、3ピリ6点差の場面から
「案外ついていけてるな、これは行ける」と思えるようになった。
前半は昨日やられたスリーをケアしすぎて、ミドルを抜かれていた。
ハーフタイムに自分たちの効いているプレーの確認と
ディフェンスで「捨てるところ」と「ケアするところ」の理解を再度徹底したのが良い結果に繋がった。
相手のやりたいことをやらせないことで、ゲームがトントンで進み、その先に勝つチャンスがあることも今日実感できた。
まさに総力戦で取った1勝
コートに入ると流れを変えてくれる選手
影のところを頑張ってくれる選手の重要性を改めて感じた試合だった。
陰になって動いて、スペースを作ってくれる選手などがとても大事であることを改めて感じさせてくれた試合だったし、うちはこれをやらないと勝てない。
この1勝で、チームのモチベーションは上がった。「勝つって凄いな」と思うが、こういう試合ができたのもアランマーレのオーバータイムを2戦やったのが大きいと思う。
ここからは皇后杯に向けて、まずは全員が揃うようにコディションをあげたい。
そしてプレー理解度の差が試合になるとはっきり出てしまうので、そこに対して落とし込んで、底上げを図っていきたい。
土田 帆乃香
嬉しいの一言。
メンバーが限られる中で前半は苦しい展開だったが
後半はボールが回り始めて、ノーマークでシュートが打てるようになり、ドライブでゴール下に入る回数も増やすことができた。
「人とボールが動くバスケ」を後半はだいぶ体感できたのではないか?
その要因は
濱西・片山・私のスリーガードで動きを作り、ドライブで切っていったり、そこから外で合わせるなど幅広く攻めることができた。
スリーガードは今後の武器になると思う。
開幕前から上位チームに食らいついていきたいと思っていた。3ピリ終わって6点差だったので「今日がチャンス諦めちゃダダメだ、絶対勝とう」とみんなで声かけをした。
それがチームを一つにして活性化した要因だと思う。
現在チーム状態は良くないが
誰が出ても試合を作れるのがこのチームの特徴
「誰がいないから」はこのチームにはない。
チームとしての成長が証明できたと思う。
渡邊 愛加
富士通に勝てたことが、今だに信じられない
今日の20得点は
打とう打とうと力まず、楽な気持ちで打っていたのが良かったのかもしれない。
金子ヘッドコーチが「人とボールが動くバスケ」を実践する上でボールを繋ぐ役割をこなす選手がいないことが、課題になっていた。今日は「自分がつなぎ役になろう」と試合前から意識していたが、効果があったか、後半からボールが動き出して自分にも良いタイミングでパスが来た。
もらったパスを力まずに打つことができた。
今日は3ピリ終わって6点差
今回の遠征は10人しかいない中で、いつも以上に「全員で戦う」という気持ちが強く、それが今日のディフェンスに現れたと思う。
ディフェンスで良い流れを作ってオフェンスに繋ぐことが出来たのが勝因の一つだと思う。
個人で見たら富士通の方が上
うちはチーム力で勝たなくてはならない。
今日の後半のようなバスケが40分間出来たら上位のチームとも渡り合えるようになると思うし、実現できると今日改めて思った。
間が相手皇后杯
トーナメントはリーグ戦とはまた違う
昨年、皇后杯は痛い目に遭っているので、全員で同じ方を向いてハードにしっかり準備して臨みたい。
ヴァンフォーレ甲府の天皇杯優勝は良い刺激になった
今日は「ちょっとだけ近づけたかな」と思う。
渡邊 愛加
富士通に勝てたことが、今だに信じられない
今日の20得点は
打とう打とうと力まず、楽な気持ちで打ってい