山梨クィーンビーズ

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試合報告

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2023.11.5  VS 秋田 第二戦

山梨QB 60 – 50 秋田

ボックススコアー・バスケットLIVEでの見逃し配信はWリーグのこちらのページから



準備は整った – 次節の下剋上に向けて!!

昨日の対秋田との第一戦を5点差で落としたクィーンビーズ
今季の順位、そして来季のプレミア入りという目標を叶えるために、今日の試合の勝敗が持つ意味合いの重要性は誰もが分かっていること。

今季、試合の立ち上がりでリードを許し追いかける展開が多いクィーンビーズだが、昨日の試合後の談話で誰もが語った「明日はディフェンスから」の言葉を実践、1Q 8分27秒で渡邉愛加のスティールから、井上桃子がスリーを沈めたこの試合最初の得点シーン。試合後に濱西七海が「コアさんのスチールでギアが上がった」と語ったこのシーンを境に一段とディフェンスの圧が増し、13-6とリード。
しかし、クィーンビーズは残り5分31秒から得点が止まると、徐々に点差を詰められ13-10で残り27秒。ここから土田帆乃香、そして清水咲来のスリーがブザービーターとなり18-10で1Qを終了。

昨日、機能したアンモールのインサイドは秋田に対策されて得点に結びつかない中、ベンチからは「ディフェンスから」としきりに声が。そして流れが停滞した場面では「ハドル、ハドル」とコートないの5人にコミュニケーションを取ることを促す声が飛ぶ。コート内とベンチが一体となって戦うクィーンビーズは2Q、一旦は2点差に詰め寄られるがセカンドユニットの激しいディフェンスが秋田を苦しめる。宮坂のシュートが2本続いた残り2分25秒で点差は14点に広がるが、好調の波が途切れると、ここから秋田に詰め寄られ32-25と7点差で前半を終了。

3Q、オフェンスの最後の詰めで強引さが見えて得点が停滞するクィーンビーズだが、ディフェンスは後半も健闘。崩しきれない秋田は24秒バイオレーションを連発する。流れを掴み、試合を決定づけたいクィーンビーだが、ターンオーバー、シュート成功率の低下で思うようには行かず、46-39で3Qを終了する。

4Q早々、秋田の北川 愛理がこの日3本目のスリーを沈め46-42、その後、クィーンビーズのシュートミスからリバウンドを繋いでシュート、残り7分55秒で2点差に詰め寄る秋田。
ここで、クィーンビーズはガードが宮坂桃菜から土田帆乃香にチェンジ、3Q に2つのターンオーバーを犯した土田は「ここで負けたら、自分は山梨に帰れない。何とかしなくては」と覚悟を持ってコートに立った土田が躍動。連続3本をリングに沈めて56-48と点差を開く。リバウンドでの集中力を欠かず、秋田のセカンドチャンスを潰して追随を阻止すると60-50で試合終了し、クィーンビーズは今季3勝目を飾った。

昨日の敗退から一夜、ベンチも含めて総力戦で戦ったクィーンビーズは試合中に良い時・悪い時の波が何度か訪れたが、課題としてあげた「ディフェンス」そして、渡邉が1Qで体現した「スティール」そして、後半も諦めることなく飛び続けたリバウンドで、相手の攻撃の目を潰し貴重な白星を勝ち取った。

オフェンスはディフェンスから
そして、ディフェンスはリバウンドまで集中力を切らさない
という意識がここへ来て自然と統一されてきた。

次の対戦相手は強豪トヨタ自動車
この難敵に、サイズで劣るクィーンビーズがどう挑むか
キャプテン濱西七海は言う「次のトヨタ自動車戦も、自分たちのやるべきことをしっかり徹底したい。まずはディフェンスから」」と。

次戦は甲府市小瀬スポーツ公園体育館で、11月11、12日13:30トスアップ40分間、総力で立ち向かうクィーンビーズに会場で後押しを、そして下剋上の目撃者に!!ご来場、お待ちしています。

ヘッドコーチ・選手 試合後の談話

石川幸子ヘッドコーチ

本日もご声援ありがとうございました。

選手が最後までよく我慢して全員で繋いでくれた。
昨日、アジャストされていた部分は修正したが、そこがうまくいったり、いかなかったりだった。 ベンチスタートのメンバーがディフェンスで凄く頑張ってくれて、試合を繋いでくれて、あのディフェンスには相手も困惑していた。途中交代で出るメンバーがああいう武器になるものを持っているのはウチの強みだと思う。昨日、得点が多かったアンモールのところは対策されたが、片山菜々・井上桃子がドライブで仕仕掛け、アンモール以外のインサイドの得点が取れたのも大きかった。
今日も良い時悪い時の波はあったが、今日の1勝は次節のトヨタ自動車戦に向けて、また励みにると思う。

濱西七海

勝ててよかった。そして、昨日負けた点差よりも点差ひらいたことも、この先を考えると大きいと思う。
10点、20点リードしていても、いつ何が起きるかわからない。
リードしても途中で気が緩んだらやられると思っていたので「20点以上リードする気持ちでやろう」と声かけをしてた。
勝因はディフェンス。試合の入りは少し緩かったが、コア(渡邉愛加)さんのスチールで一気に5人が引き締まった。そこからはヘルプディフェンスも繋がて秋田を苦しめることができたと思う。
チームのやるべきことが表現できた試合だと思うが、勝つ時にはそれが顕著に出るけれど、負ける時は出来ない。これからまた上位チームと当たることを考えるとこの波をなくしていきたい。次のトヨタ自動車戦も、自分たちのやるべきことをしっかり徹底したい。

宮坂桃菜

絶対に落とせない試合で得失点差も考えると「出来るだけリードして勝つ」ことを皆、意識していた。
昨日のうちにミーティングを行い、自分たちがやるべきことは確認できてたし、気持ちを切り替えて試合に臨めた。
今日の1勝は自信に繋がる試合だったと思う。
個人としては、開幕からここまで自分らしいプレーが出来なくて、もやもやしてる感じがあった。
秋田戦は相手の23番(平松飛鳥)が大学の同期、それもあり今日はいつも以上に気持ちが入っていたが、勝利に貢献できて良かった。
次節は、強豪トヨタ自動車との対戦だが、やれないことはないと思う。相手は大きいけれど、走れば走り勝てるところもあるだろうし絶対に勝てるとこはある。うちはディフェンスでプレッシャーがかかるとリズムに乗れない傾向がある。そこを今日のビビ(土田帆乃香)の様に、ドライブでガードが切って、そっからのキックアウトっていうのをガード陣がやって行きたい。

渡邉愛加

昨日、勝てた試合を落としてしまい、今日はディフェンスを頑張るしかないと思っていた。途中からはディフェンスが機能して流れを掴んでリードしたが、中盤に緩み、防げるミスが続いてしまった。勝てたからよかったが、そこは練習中から厳しく取り組んでいかないと、この先また苦労すると思う。
次節は、ホームでトヨタ自動車と試合ができる。昨シーズンも良いゲームが出来たので、最初から40分間ディフェンス・リバンドをアグレッシブにやって 走るバスケを40分間遂行し、勝利に繋げたい。

井上桃子

スタートの5人が出だしで、ディフェンスから崩れてしまうケースが多かった。昨日、イチ(濱西七海)も言っていたが「最後の、3、2、1とクロックダウンしてる時に決められるケースが多かった。今日は、最後にリバウンドを取り切るところまで意識しよう」というところで自分の強みでもあるリバウンドでチームに貢献しようとは思っていた。
今日の試合、スタートダッシュは切れたが4ピリの一気に2点差まで詰められた。秋田もホームで簡単に諦めないのは想定はしていたが、自分たちが受け身になってミスをしてしまった。
今日はガード陣がアタックして、ズレてもらえる状況が多かった。ガード陣に感謝したい。
トヨタ自動車は自分たちよりもサイズもあり、技術もある。チームディフェンスで少しのズレも作らない様にしてチーム全員で守り切り、リバウンドからブレイクまで繋げて行きたい。

土田帆乃香

4ピリ、「負けたら自分は山梨帰れない。ミスを取り返さなきゃ、何としても勝ちたい」という気持ちで入った。たまたま自分のところが空いただけだが連続得点につながって良かった。なんとかチームを勝たすことが出来た。
ベンチからの声掛けとコート内でのコミュニケーション、今日はチームで戦えた。
昨日は出だしで躓いたことが尾を引いて負けてしまった。今日はスタートの5人が良い流れを作ってくれて、その流れをなんとか保ち最後までリードを保って勝つことができた。
1敗した後に、こういうゲームで勝てたことは、自分たちの自信に繋がる。 次のトヨタ自動車は強いけれど、まず一勝できるようにチーム頑張りたい。

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