report
2023.12.2 VS トヨタ紡織 第一戦
- 2023年12月02日
- admin
株式会社クスリのサンロード presents
山梨QB 59 – 71 トヨタ紡織
ボックススコアー・バスケットLIVEでの見逃し配信はこちらのページから
未来を信じて── 40分間、泥臭く・アグレッシブに戦い続ける
「今日の試合は1Q」と試合後、石川幸子ヘッドコーチが悔しさを滲ませた試合の入り。 リーグ戦、開幕直後には課題とされていた試合の入りでの失点だが、改善の兆しが見えていただけに、惜しい立ちあがりだった。
オフェンス、ディフェンスにおいてもトヨタ紡織に対してハードに立ち向かうことが出来ず、序盤で4本のスリーを沈められ、1Qの4分25秒では6‐21と得点差を15点と開かれる。クィーンビーズは試合の流れを変えようと、ディフェンスをゾーン変更。後半はトヨタ紡織の得点ペースが落ち16-27と時点差を11点に詰めて1Qを終了。
2Qもゾーンディフェンスは機能するが、両チーム共にインサイドを中心にファウルが増え、お互いにファイブファウル。リバウンド・ルーズボールに絡み得点チャンスは作るクィーンビーズは2Pのみでは11‐10とリードするが、シュートを決めきれずアグレッシブな試合展開ではあるが点差が詰まらず、27-37で前半を終了。
迎えた後半3Q、トヨタ紡織はインサイドの河村が4ファウル、チームファウルも重なり点差を詰めるクィーンビーズが5分8秒で40-46と6点差に迫る。 しかし、ここからシュートを決めきるトヨタ紡織と決めきれないクィーンビーズ 得点差は徐々に開き48-60と12点差で3Qを終了。
4Q、トヨタ紡織の得点は11点に抑えるものの、クィーンビーズの得点も伸びず59‐71で試合終了。 トヨタ紡織との連戦は黒星スタートとなった。
1Qの得点差が11点、試合終了時での得点差が12点 冒頭で触れたように、1Qで後れを取った得点差が最後まで響いた試合結果となった。
試合後のインタビュー、話を聞いた選手3人は「自分たちのバスケを自分たちのリズムで40分間続ける事が出来れば、展開は変わる」と口を揃える。そして、石川ヘッドコーチは「今日の後半の様に『戦えるんだ』と自信もってプレイしてほしい」と話す。
得点経過で追いつき、追い越す為に、いま一歩。
Wリーグで7シーズン戦ってきた渡邊愛加は「同じことをやっても敵わない。こっちは泥臭く、そしてアグレッシブなバスケで勝負。ここは、前より表現できているが、まだまだ。40分間、やり続けないと私たちのチームは道が開けない」と前を向く。
明日の試合が終わると皇后杯のファイナルラウンドのため、リーグ戦は3週間の休止期間に入る。 休止期間を挟んで、シャンソン化粧品との「クリスマスの富士山ダービー」に、そしてその後の戦いにプレーオフ進出の夢を繋ぐため、クィーンビーズの戦いは続く。
明日の第二戦も13時30分トスアップ。皆様の熱い応援、明日もよろしくお願いします。
ヘッドコーチ・選手 試合後の談話
石川幸子ヘッドコーチ
会場、そしてライブ配信で
声援を送っていただいたファン・ブースターの皆さん応援ありがとうございました。
1Qで引き離され、その後は我慢強くプレーしたが結局、1Qの失点が響いた。ディフェンスが全然ハードでなく、1Qにスリーポイント4本を簡単に決められてしまった。敗因は1Q。
オフェンスは試合を通して、トヨタ紡織のディフェンスに圧倒されたというよりは、プレッシャーをかけれなかったと感じている。
後半も10点前後で追走したが、そこからひっくり返す爆発力はない。
明日は試合の入りをしっかりする事。今日の後半の様に『こうやって戦えるんだ』という事を自信もってプレイしてほしい。
キャプテン濱西七海
1Qに点差を開かれたことはその後に響いたが、3Qの中盤で何本か立て続けにやられたけど、あそこは我慢する時間帯だった。そして、前半のターンノーバーが11。ターンノーバーは自分たちがずっと課題にしてきた事。ボールを大事にして、シュートまで必ず持っていきたい。しっかりやりきれば戦える相手だと思う。自分たちが自分たちのバスケットを40分間やり続ける事ができるかどうか。あとは相手のそのプレッシャーに対して慌てないでしっかり対応すること、ファールを1個ずつもらってくっていうのが大事かなと。今日は入りちょっと重かった。寒さもあるが、それはしても同じ。アップの中でもっともっと体を温めて、テンションも上げて、良い形で試合に臨めるようにしたい。
渡邊 愛加
いつものように入りが悪く、そこから追い上げても1Qの失点響いて勝てない。結局いつもと同じ課題で終わった。試合の中で同じやられ方しているが、アジャストが遅いからで引っ張ってしまい、 結局タイムアウトやメンバー変更がないと修正できない。コートにいる5人で修正していかないとWリーグの中で戦うのは難しい。普通に守っても、向こうの方が上。攻めのディフェンス、そしてオフェンスも勢いで勝りたい。同じことをやっても敵わないから、 こっちは泥臭く、そしてアグレッシブな動きで勝負。ここは、前よりは表現できていると思うがまだまだ。40分間、全員でやり続けることは難しいが、そこをやり続けないと私たちのチームは道が開けない。明日は、スタートでしっかり離すか着いて行く。4Qが終わった時には全員で勝ち切れるようにしたい。もう出だしが悪かったとは、言われたくないし、自分も言いたくない。
井上 桃子
1Qで、ああいう展開になってしまうと、格上の相手に対して追い上げるのは難しい。前半で離されてしまうと、3ピリ以降のゲームプランも変わってきて、ディフェンスを変えるとか、 いつもと違うことをしないとならない時間帯が増えてくる。そうすると自分たちのリズムに乗りにくくなる。リードされると、相手もリードを渡さないようにやってくる。ヘッドコーチも試合前「オフェンスの爆発力」と言っていたが、もう一段階ギアを上げて、自分たちがリングにアタックする姿勢をもっと強く見せていかないと、追い越すことはできないと思う。最初からスタートダッシュして、途中で我慢して、 そして自分たちのギア上げて行って終盤に賭ける展開でないと、自分たちが辛くなるだけ。明日は自分たちのリズムで試合できるように、序盤からトヨタ紡織に食らいついていきたい。
本日のハーフタイムショー 車いすバスケ3X3