山梨クィーンビーズ

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試合報告

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2023.12.3   VS トヨタ紡織 第二戦

株式会社クスリのサンロード presents

山梨QB 65 – 89 トヨタ紡織

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次なるステージへー3週間の休息がもたらす変化と挑戦

試合の入りで躓き、劣勢に立たされながらも追い上げを見せ、1Qの得点差を詰めることはできずに敗退したクィーンビーズ。連敗を免れるためには、昨日の二の前は何としても阻止したい第1Q。

ブレイクからの片山菜々の得点で先制したクィーンビーズは攻守にアグレッシブな動きを見せ、得点を重ねました。対するトヨタ紡織は、東京2020女子バスケ最年少メダリストの東藤なな子がさすがの得点力を見せつけ、1Qだけで14得点。結果的に16-19と3点ビハインドで1Q終了。

2Q、8分36秒には濱西七海、川端日菜子の連続スリーで22‐22と同点に追いつき、6分33秒には27-26と逆転。この先の試合展開に希望を抱かせたが、ここから得点が伸びず、ディフェンスリバウンドで苦戦するとトヨタ紡織にセカンドチャンスを与え、リズムを引き戻すことができずに点差が広がり、前半を31‐47で終了。得点差は16点と開いて後半戦へ。

その後も試合の展開は変わらず、44‐77で3Qを終了し勝敗の行方はトヨタ紡織に大きく傾く。4Q、クィーンビーズはここまで出場時間が短かった石田・池田・出原・三好・清水を投入。5人はここまでの出場時間を取り戻すかのように、運動量豊富なバスケットを展開し、ベンチ・会場を沸かせたが、試合は65‐89で終了。トヨタ紡織戦での連敗で、クィーンビーズの通算成績は3勝11敗となり、順位は12位となった。

試合後のヘッドコーチ、選手は談話の中で場面場面での状況判断の欠如が勝敗を左右したと述べている。個人・チームとして3週間のリーグ戦休止期間にこの課題をどう克服するか、今後の戦いに大きく影響することになりそうだ。

そしてもう一つ、4Q後半に会場を沸かせた5人の攻める姿勢を貫いたバスケット。この姿を見た濱西七海は試合後に「自分も 奮い立たされた。5人が自分達にはこういうバスケットが必要なんだ。チームに足りない攻守に攻める姿勢、諦めない姿勢を見せてくれた。シャンソン化粧品戦までに、40分間誰が出ても全員がこういうバスケをやれるチームにしたい」と3週間後に再開するリーグ戦に目を向けていた。12月23日からのシャンソン化粧品2連戦。変貌した、クィーンビーズの姿を期待したい。

ヘッドコーチ・選手 試合後の談話

石川幸子ヘッドコーチ

会場にお越しいただいた540名の皆さん、そしてライブ配信で
声援を送っていただいたファン・ブースターの皆さん応援ありがとうございました。

東藤選手1人に前半で20点取られている
そこをチームでしっかり守れたら、流れが変わったのかもしれない。
今日はオフェンスの回数が少なかったと思うが、プレスディフェンスに対してパスするところがあるのに慌てて狭い方へボールを出してしまい、トヨタ紡織のプレスにはまってしまった。そこも試合の行方に大きく影響した。 2Q、1回リードした場面から逆転されて一気に点差を開かれたのは、ミスからのブレイクを許した結果。
この時の様に、試合の中で我慢しなくてはいけない時間帯は絶対にある。オフェンスで得点が取れないときにはディフェンスを頑張らないといけないが、どちらもできなくなってしまっていた。
オフェンスをどう組み立てていくかを再度、練習から取り組みたい。「今、どこがチャンスなのか、どこで狙えるのか」をチームが共通認識を持てるようになれば、攻めどころがわかってくる。
ディフェンスでは守りどころがわかってくれば、例えば今日の様に東藤、東藤と来るなら自分のマークマンは捨ててでも東藤に行く。そういうタイミングと決断が大事だと思う。 3週間後のシャンソン化粧品戦に向けて オフェンスもディフェンスも2試合の連戦に耐えられるようにハードにやっていきたい。

キャプテン濱西七海

前半は戦えていた時間帯もあり、自分たちの中でも「今日はいけるんじゃないか」という感覚もあった。ただ、途中で立て続けにやられてしまう部分を自分たちの力では、すぐに抑えることができない弱さが出てしまった。
2Q、中盤で昨日もやられた、前からのプレスで5秒オーバータイムを取られてしまったのが、1つ相手を勢い付かせるポイントになってしまった。自分たちも対策は準備はしていたが、遂行できなかった。慌ててしまいミスにつながったことで、立場を苦しくしてしまった。逆にトヨタ紡織は、それが成功したことで、どっちに偏るかわからない流れを引き寄せたと思う。
あの流れをもう一度自分たちに引き戻すには、落ち着いて、そのプレスを打開することが必要だ。それができれば、同じ方法で攻めてこれなくなる。向こうがディフェンスの強度を上げてオールコートできた時に自分たちが引いていたら、後手に回る。
自分たちは、それ以上のに強度をあげるべきだった。ヘッドコーチからは「前から当たって行こう」と指示があったが、それができなかった。それができないことも今のチーム力。そこを自分たちでやりきれない弱さを感じた。
試合の最後に出たメンバーが、アグレッシブな動きでチームに足りない攻守で攻める姿勢、諦めない姿勢を見せてくれた。見ていて自分も奮いたされたし、強い思いがコートに出ると何か起こる予感を感じさせてくれた。そういうバスケットをシャンソン戦までに40分間、誰が出ても全員がやれるチームに仕上げたい。3週間でしっかり詰めて、シャンソン化粧品戦でリベンジしたい。

宮坂 桃菜

昨日の反省が活きて、今日の試合の入りはリズムが良かったが、自分たちが欲しい時に点数が伸びないのが、今の1番の課題だと考えている。
2日間、スリーポイントが当たっていない。人じゃなくて、チーム全体的にスリーポイントの数が少ないのは、技術不足なのか、プレーのタイミングが悪いのか、シャンソン化粧品戦まで期間があるのでビデオを見ながら修正したい。
スリーポイントを4番までみんな打てるのが自分たちの強みで、そこで得点を伸ばせないと厳しいと思う。 昨日今日とゲームをコントロールしていく中で、シュートは打てていたが、体を寄せてのシュートは接触があるからファールを取ってくれればラッキーでフリースローがもらえるかもしれない。
しかし、笛が鳴らなくてリバウンドが取れなければ、ただのシュートミスで終わってしまう。その場面でシュートに行くべきなのか、そこをおさえ、もう1回味方にパスするのか、そこの判断をもうちょっとしていかないと、吹いてくれる審判だったら多分流れに乗れると思うが、そうでない時はミスで終わってトランジション出されて点取られてという悪循環になる。
状況を見て、もう1・2回パスしてノーマークだったり、良いタイミングでシュート打てる人にボールが行くようになれば、その分リバウンドも入りやすくなると思う。1人1人が、判断をもうちょっとしていければ一気に流れを持っていかれることも防げると思うので、試合の状況をチームで共有しながら場面場面で対応して行きたい。

70点、80点取らないとやっぱり勝てないな。抑えられない点数も絶対出てくるので、そこを考えると自分たちがどれだけ点数を取れるかが大事だと思う。

3週間後にまた、シャンソン化粧品と戦える。リベンジできるので嬉しいが強いチームだし、そう簡単には勝てない。しかし、前回の試合で手応えは感じていて戦えなくはない。スリーポイントだったり、タフショットの判断をしっかりできれば、結果も見えてくると思う。

川端日菜子

トヨタ紡織はアグレッシブに自分たちらしいバスケをしなければ勝てない相手。自分自身もその気持ちで臨んだが、1人1人のやりたいことがまとまっていなくて、チームでのプレーができていなかったのが反省点。みんなを活かす。1人じゃなくてみんなでバスケットをすることが、今日はできなくて得点につながらなかったと考える。

それから、リバウンドのミスが続いて、セカンドショットを決められたことが痛かった。自分たちより身長が高い選手と対峙するので、1人1人が自分のマークマンを抑えてセンターだけに頼らず、センターが弾いたこぼれ球を周りの人たちが拾って、流れを作りたい。

バスケットは1人じゃ勝てないし、1人じゃ戦えない。チームみんな、スリーポイントが得意な人、ドライブが得意な人、それぞれ良い個性がある。みんなでそこを合わせて、それぞれの良いところを活かしてチーム力を上げていきたい。

自分の反省点は、スリーポイントを打てばよかったところで打ち切れてなかった。自分のシュート打つ本数を増やして行きたい。

シャンソン化粧品戦は、この前の対戦で相手の特徴もわかっている。自分自身は自分が付く選手には負けたくない。そして、チームみんなで戦わないと格上には戦えない。3週間で改善して試合に臨みたい。

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