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試合報告

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明日のホーム最終戦に弾みを! クィーンビーズ、新潟とのゲーム1制す

山梨QB 93 – 新潟 72

ボックススコア、見逃し配信はこちらから

407人の両チームファンブースターが見守る中、13時30分にトスアップ。

試合開始からプレスを仕掛けてくる新潟に対し、クィーンビーズもオールコートディフェンスで対抗。
この作戦が功を奏し、持ち前の得点源であるディフェンスからのブレイクを1Pだけで3本成功。地元富士吉田市出身の渡邊愛加選手は、「緊張していたが、会場に到着して顔見知りの方々に会ったら緊張が解けた」と語り、スリーポイントシュートなどで得点を重ね、26対13と1Pをリードして終える上々の立ち上がり。

2Pも速いテンポのバスケットを展開し、内・外とバランスよく得点を重ねるクィーンビーズ。リングから溢れてはいるが新潟に、簡単にシュートを打たせていることが気になりつつも、45-22と点差を開いて前半を終了。

後半に入ると、「良いリズムが40分間続かないのがうち弱さ。後半は相手の思い切りの良いシュートにやられ、ディフェンスの強度が落ちてしまった」と石川幸子ヘッドコーチが試合後に振り返る。オフェンスも落ち着きをなくしてターンオーバーを多発。

クィーンビーズも点を取るが、新潟も取る。3P終了時点で得点差は前半終了時よりも広がって27点差となるが、不安を感じさせたまま残り10分の攻防へ。

4Pは、この10分で9得点を挙げた池田沙紀選手始め、若手の奮闘で得点を重ねるクィーンビーズだが、後半では48-50と新潟が得点で上回る。大きな波が来れば、試合がひっくり返る危機感も抱く中で、前半の貯金が物を言い、クィーンビーズは93-72で新潟とのゲーム1に勝利。今季の対戦成績を4勝17敗とした。

得点差の割に、波に乗れず苦しんだこの試合、試合後のヘッドコーチ、選手の談話も勝利後の会見にしては反省の弁が多く聞かれた。しかし、好材料が二つ。

一つは、トータル45-26と圧倒したリバウンドで、新潟にシュートのセカンドチャンスを与えず、クィーンビーズはセカンドチャンスをモノにした。

そして、若手の躍動。

いま一歩まで相手を追い詰めた試合は何試合かはあったものの、12連敗。出口が見つからなかったクィーンビーズにとって、掴んだこの一勝は残り5試合に向けて大きな弾みになることは間違い無いだろう。

キャプテン濱西七海選手は、「負けはしたが、富士通戦の苦しむ中でチームが掴んだ自信は、間違いなく今日の戦いに活きていた。今日の1勝でさらに弾みをつけて、明日のホーム最終戦を勝利で飾り、ここからもう1回エンジンをかけていく。条件は厳しいが、プレーオフを目指すことはチームとして変えてはいけない部分」と語る。

明日の第二戦い向けて、会見で全員が警戒していたのが新潟の第二戦での修正力。今日より、スタートからギアを上げてくることは間違いない新潟に対して、クィーンビーズはどう立ち向かうのか。

新潟のエネルギーを受け止めるのではなく、それ以上のエネルギーで立ち向かって欲しい。

明日も試合は13時30分トスアップ。第二戦もお見逃しなく!!

ヘッドコーチ・選手の談話

石川幸子ヘッドコーチ

本日も応援ありがとうございました。

勝つことが一番かなと思っていた。ホームゲームで4勝目を挙げられたことは本当に良かった。
前半はハードなディフェンスで相手のシュートを苦しめ、失点も少なく抑えたところまでは良かった。しかし、40分間続かないのが弱さで、後半は相手の思い切りの良いシュートにやられ、ディフェンスの強度が落ちた。失点に繋がってしまったのは反省点だ。オフェンスも後半は慌ててしまい、ミスが多くなった。特に、ボールをミートする人と、レシーブする人とパスする人が、お互いもう少し気を使って出せれば、ミスには繋がらなかったと思う。選手同士の連携がもう少し必要だ。
新潟は2戦目の方が勝率が高いチームなので、気を引き締めて試合に入る。今日の前半のようにハードなディフェンスと、ブレイクやセットプレーを使った緩急のあるオフェンスを展開したい。

キャプテン 濱西七海

12連敗という長い連敗が続き、苦しい時間が続いていたが、やっと勝つことができた。どんな形であれ、勝つことは嬉しい。

負けが続いても、自分たちの自信になる場面はあったので、これまで目の前の試合を勝ちに行くという気持ちで、一戦一戦戦ってきた。今日の試合は、試合の初めからプレスを使った。その結果、このところ出来なかった速攻の場面も増えた。これは今日の収穫。

ただ、後半に良い形でシュートを打たれて得点されたこと、外角のシュートをかなり決められてしまったこと、そして、たまたま外れたが前半でも良い形のシュートをたくさん打たせてしまったことは、大きな反省点で、もっともっとシュートに対してアジャストし、明日に向けて良い形のシュートを打たせないように修正する必要がある。

アウェイとホームを経験すると、ホームの力、温かさをより感じる。ここで最後になってしまうのは少し寂しいが、ホームゲーム最後の試合を勝利で飾り、ここからもう1回エンジンをかけていく。条件は厳しいが、プレーオフを目指すことはチームとして変えてはいけない部分。この先、結果はどうなるかわからないが、1つ1つの試合を勝ち切ることが重要だと思っている。

新潟は2日目の修正力が高いチーム。明日は今日のことは忘れて、別のチームと戦うような感覚で臨みたい。まず、スタートで波に乗ることが大事になる。

渡邊 愛加

地元でのゲーム、そして前所属チームとの対戦。絶対に負けたくない相手だったので、今日の試合はいつも以上に気合いが入った。

序盤からディフェンスでプレッシャーをかけ、良い入りができた。しかし、トータルしての内容自体は決して良いとは言えない。後半は相手に追い上げられたが、試合全体を通してラッキーな部分に助けられた感がある。明日はしっかり修正して、勝ち切りたい。

これだけ点差が開いた試合は久しぶりだったので、逆にペースが掴めずバタバタしてしまった。これも公式戦での勝ち切ることへの経験不足からくるものだと思うが、今のバスケットでは20点くらいはあっという間にひっくり返される。明日は40分間、自分たちのバスケット、やるべきことをしっかり徹底して、勝ち切って去年より勝率を上げたい。

生まれ育った富士吉田市での試合。今日は緊張していたが、会場に入ってくると、ミニバスや中学時代のコーチをはじめ、地元の方がたくさん声をかけてくれた。それが安心にも繋がり、緊張がほぐれて、試合の入りから良いパフォーマンスを表現できた。明日も期待に応えられるよう、全力を尽くしたい。

井上 桃子

正直、もう後がない状況だったので、素直に嬉しいです。最後のホームゲーム2戦を勝利で飾り、気持ちよく終えたいと思っていました。終盤は苦しい展開になりましたが、全員で勝ち切れたのは良かった。

今日の試合は最初から積極的にプレッシャーをかけ、前半はボール奪取から速攻に繋げたり、相手のミスを誘ったりすることができました。しかし、自分たちのミスも多かったので、明日はターンオーバーからの失点を減らし、特に後半のような展開にならないように気をつけたい。

新潟は後半からプレッシャーを強めてきて、シュートも積極的に打ってくるようになった。そこから悪い流れになってしまったので、明日の入りが非常に重要になると思う。

プレーオフ進出は結果次第では難しいかもしれないが、自分たちは勝ち続けるしかない状況。まずは目の前の試合を大事に戦い、明日は今日の出だし以上の強度で臨みたい。

ホームゲーム勝利の喜びは、観客の皆さんと喜びを分かち合えること。やっぱり気持が良い。

本日のハーフタイムショー|アエラスポーツアカデミー

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