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クィーンビーズ、サマーキャンプを全勝で締めくくる!開幕に向けさらなるステップアップを
- 2024年07月15日
- admin
山梨クィーンビーズ 69 – 62 滋賀銀行
BOXスコアー
Wリーグ「京王電鉄 presents サマーキャンプ2024 in 武蔵野の森」3日間の全日程を、山梨クィーンビーズは3連勝で終えた。最終日の滋賀銀行戦では、第4Qに追い上げられる場面もあったものの、逃げ切って勝利を掴んだ。強度を上げて取り組んできた練習の成果として、走力、そして当たり負けしないオフェンスとディフェンスでは一定の成果が現れていたが、試合の入り方や終盤での戦い方など、課題も浮き彫りになった。
石川ヘッドコーチは「セットプレーを増やしたり、ディフェンスのシステムを増やすことで、選手たちが状況に応じて適切なプレーを選択できるよう、練習を重ねたい。選手たちには、頭を使ってプレーしレベルアップしてもらいたい」と語って会場を後にした。
フューチャーからプレミアへ向けリーグ戦開幕まで、残り3ヶ月。
ヘッドコーチ・選手の談話
石川幸子ヘッドコーチ
3日間、ご声援ありがとうございました。
3連勝できたことは良かったが、20点差以上で勝ちたいと話していたのが、最後の追い上げで点差を詰められてしまったことは課題だ。
ディフェンス面では、プレッシャーをかけられていない場面での失点や、コミュニケーション不足による連携ミスが目立った。オフェンス面では、どこで誰を狙うのかという明確な意図がなく、ただプレーしているだけになってしまっている時間帯があった。
試合の終わり方や勝ち方といった部分をチーム全体で理解し、どこでどのように勝つのかを明確にしてプレーできるように、リーグ開幕までに改善していきたい。
開幕までの今後のプランとしては、セットプレーを増やしたり、ディフェンスのシステムを増やすことで、選手たちが状況に応じて適切なプレーを選択できるよう、練習を重ね、選手たちには頭を使ってプレーし、レベルアップしてもらいたい。
キャプテン 井上桃子
チームのスローガンである「Win All」を達成できたことは良かったが、3試合とも試合の終わり方が課題として残った。
今日の試合では、相手に連続してオフェンスリバウンドを取られてしまい、失点を抑えきれず、流れを持っていかれる場面があった。1回で確実にリバウンドを取り切ることで、失点を抑え、ブレイクの回数も増やせるはずである。
理想は80点台に乗せて、2桁点差で勝利することであるが、昨シーズンからの課題でもある後手に回る試合の入り方も含め、改善していかなければならない。
片山菜々
最後の試合に勝てたことは良かったが、第4クォーターで相手に流れを持っていかれ、得点が伸び悩んでしまったこと、相手に得点を詰められてしまったことは課題である。消極的なプレーになってしまい、流れが作れなかった時間帯があった。
3日間を通してトレーニングの成果が出ていると感じており、オフェンスもディフェンスも当たり負けしなくなったのは大きな成果だが、スリーポイントシュートの確率が悪かったので、これから改善していきたい。
チームとしての課題は、得点が開き出した時に、そのまま引き離す力があるにも関わらず、そこの勢いを止めてしまったことである。
今日も80点台を目指すとはなしていたが、70点も取れなかった。綺麗に攻めようとしすぎて、オフェンスを作ろうとしすぎていることが原因かもしれない。打てる時は打って、良い時間帯の動き・流れを自分たちで変えないでやらないと、試合の終盤で苦戦してしまう。
池田沙紀
試合の終わり方が甘く、反省している。
試合の入り、特にスロースタートだった点は課題だと感じた。しかし、前半の反省点を第3クォーターで切り替え、チーム全員でコミュニケーションが取れたことは良かった。しかし、後半はそれを継続できずに終盤苦戦してしまった。試合の終わり方に関しては、2日目も課題として挙がっていたので、3日目に修正しようという話をしてはいたが、準備不足でできなかった。
ゲームをコントロールする立場のガードとして、改善が必要だと感じた。
リーグ戦開幕まであと3ヶ月、ディフェンスの強度や1対1の強さ、リバウンドやルーズボールへの執着心など、チームとしてもう一度見直し、徹底していきたい。