山梨クィーンビーズ

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試合報告

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課題を修正し、次戦こそ勝利を!クィーンビーズの挑戦は始まったばかりだ

山梨クィーンビーズ  65-81 東京羽田ヴィッキーズ (ゲーム1)
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東京羽田のホームで迎えた開幕戦。

今季からオフェンス楽曲はホームチームのみが使用できるルールに変わり、クィーンビーズの応援はファン・ブースターの声援とハリセンを打ち鳴らすだけという、これまでとは異なる雰囲気の中で試合が進行した。それでもアウェーの地に駆けつけたクィーンビーズのファン・ブースターたちは、そのハンディを物ともせず、青く染まった会場で一丸となってチームを後押しした。

しかし、攻守両面でクィーンビーズの持ち味であるエネルギッシュなプレーは影を潜め、コートに立つ選手の顔にはどこか迷いが感じられた40分間だった。今シーズンの幕開けを飾る重要な一戦で東京羽田に65-81で敗戦し、守備と攻撃の連携がかみ合わず、試合の流れをつかむことができなかった。その原因として石川幸子ヘッドコーチは「ピックアンドロールに対応できずに崩され、相手のシューターにフリーで得点を許してしまった」と振り返った。チーム全体の守備が機能した時間帯もあったが、一度傾いた試合の流れを呼び戻すには至らなかった。

攻撃面では、各クォーターで20点以上を目標に掲げたが、相手のプレッシャーに押され、オフェンスの流れが停滞し、ボールが外で横移動を繰り返しタフショットを多発した。
試合をコントロールする役割を担うポイントガードの池田沙紀は「守備でリズムをつかむことができれば、攻撃がもっと機能したはず」と語る。後半には一時1点差まで追い上げる場面もあったものの、その勢いは長続きせず、再び東京羽田にリードを広げられ、開幕戦の勝利というスタートダッシュを決めることはできなかった。

敗戦の中であっても、濱西七海は「全員で守れている時間帯には良い流れを作れた」と手応えを感じ、池田も「得点直後の失点を防ぐことで試合の主導権を握れる」と、ゲーム2では守備の強度を高め、「守備から得点へ」自分たちの財産とも言えるスピーディーで思い切りの良い試合展開に持ち込むことを再確認した。

石川ヘッドコーチも、言い回しは異なるものの「明日はよりハードな守備を仕掛けて相手にプレッシャーをかけ、オフェンスでも積極的にアタックしていく」と語る。

総合すると、クィーンビーズの持ち味を出せるか、出せないか?

その持ち味を存分に出すためには、どうするか?

試合終了後、両チームの選手が互いの健闘を称え合った後、クィーンビーズがいつも以上に長い時間をかけて円陣を組んだ。キャプテンの井上桃子は「この悔しい気持ちを忘れず、今ここで切り替えて、明日は絶対に勝とう」と仲間を鼓舞して会場を後にした。

ここ3シーズン、1勝1敗が続いているこのカード。残念ながら、連勝して山梨へ戻ることは叶わなかったものの、明日の試合で勝利を掴み、イーブンの星に戻して、黄色に染まる次週からのホーム4試合に繋げていきたい。

明日こそ勝利を!!

ファン・ブースターの皆さん、

会場で、そしてライブ配信からも

明日も変わらぬご声援をお願いします!

ヘッドコーチ・選手の談話

石川幸子ヘッドコーチ
今日は攻守で十分なプレッシャーをかけられなかったことと、ディフェンスがピックの場面で崩されたことが試合に大きく影響しました。チームとして約束していた部分が機能せず、他の方法を試すのが遅れたことも響きました。また、決定力のある選手にフリーで気持ちよくスリーポイントを決められ、試合の流れを相手に持っていかれました。

オフェンス面では、各クォーターで20点以上を目標にしていましたが、相手のプレッシャーにより自分たちのリズムが崩されてしまいました。それにしても、最終的に81点を許したのは多すぎたと感じています。

明日に向けては、よりハードなディフェンスを仕掛け、攻撃でも積極的にアタックしていく必要があります。外回りの展開が多くなってしまったため、相手のプレッシャーを突破するための攻め方をもっと意識していきます。

キャプテン井上桃子

今日はディフェンスで、相手のピックアンドロールにうまく対応できなかったことが敗因です。特に2対2の場面で守りきれず、相手のガードにペイントエリアへ侵入され、そこからシュートやパスで崩されてしまいました。そのズレを長時間修正できなかったことが痛かったです。後半に守備を少し改善できた部分もありましたが、対応が遅れてしまいました。

明日の試合では、まず2対2でしっかり守ることが必要です。2人で守るディフェンスの強度を高めることが求められます。

攻撃面では、プレーが噛み合わない場面がいくつかありました。各選手がやりたいプレーが一致せず、その結果、攻撃の流れが途切れてしまったように感じます。

後半の序盤で一度1点差まで詰め寄れたのは、積極的なプレーが功を奏したからだと思います。40分間、あの集中力を維持できれば、必ず勝機はあります。明日の試合では、最初からその積極性を持って臨みたいです。

濱西七海

開幕戦という大事な試合に向けて、もちろん自分たちも準備をしてきましたし、どのチームも同じように準備をしてきたと思います。ただ、その準備をコートで表現できるかどうかがバスケットの重要な部分です。今日の試合では、自分たちがやりたいことをすべて出せたかというと、正直、東京羽田さんのほうがそれを出していたと思います。自分たちはただ失敗したというより、これまでやってきたことをやり切れなかった点が一番の課題だと感じています。

東京羽田さんはしっかりと準備をし、レベルの高いバスケットを展開していました。その中で自分たちのバスケットができたかというと、やはりできていなかった。それが一番の反省点です。試合中、自分たちがどこに強みがあるのか、そしてベンチからの指示がどこに向かっているのかを、全員が理解し切れていなかったように思います。

今日も全員で守れているときは良い流れを作れました。全員で守り切れたときに、良いオフェンスにも繋がったと感じています。バスケットはディフェンスからオフェンスに自然と流れていくスポーツなので、その部分をもっと強調し、全員で40分間ハードに戦いたいです。

池田沙紀

試合を終えて、やはりディフェンスが課題だったと感じています。得点を取っても、その直後に相手に得点を許してしまうと点差は縮まりません。そのため、守るべき場面で確実に止めることが重要だと痛感しました。

ガードとして、試合のコントロールをもっと上手くできていれば良かったと思います。特に、決められた後の攻撃ではテンポが重たくなりがちですが、守り切ってから攻めることでリズムを作れるはずです。ディフェンスでリズムをつかむことが、オフェンスの展開にもつながると改めて感じました。

今日の試合では、相手のガードに対応しきれない場面が多くありました。個人としてのマッチアップでも、もっと気持ちを込めて守らなければならないと強く思っています。チーム全体での勝利はもちろん、個々の1対1でも勝てるように、明日の試合に向けてしっかりと気持ちを切り替えて臨んでいきます。

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