山梨クィーンビーズ

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支えられる想いを力に、1月11日リーグ戦第二章開幕

甲府信用金庫Presents 南アルプス市ホームゲーム 

山梨クィーンビーズ 57 - 66 東京羽田

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絶えることのない声援が、クィーンビーズの背中を押した二日間。
この熱を胸に、年明けの次なる戦いへ向かう

昨日の試合後、ポイントガードの土田帆乃香は40分間の試合をこう振り返った。 「前半は積極的に攻めることができたが、後半に入り、勝負がかかった場面で慎重になりすぎてしまい、プレーが消極的になってしまった」と。

対する東京羽田は、第4ピリオドの「ここが勝負所」と思しき場面でギアを上げ、ボールへの集中力をさらに高めてきた。この両者の違いが、最後に明暗を分けた昨日のゲーム1であった。

今季、東京羽田との対戦は今日が最後。 昨日見せつけられたその差を、クィーンビーズはどう払拭するのか。意地と誇りをかけた1戦が、始まった。

東京羽田のブースターも多数来場した小瀬スポーツ公園体育館 両チームを鼓舞する声援がこだます中で13時30分トスアップ。

試合は第1クォーターから東京羽田のペースで進んだ。先制点を許した後、クィーンビーズはアンモール プリート コールを起点としたプレーや、渡邊 愛加のリバウンドから井上 桃子が得点を重ね、一進一退の攻防を見せた。しかし、クォーター終盤にターンオーバーが続き、8-15と東京羽田が主導権を握った形で終了した。

第2クォーターでは、東京羽田が内外でバランスよく攻勢を強める一方で、クィーンビーズは濱西 七海のドライブやフリースローで反撃を試みる。しかし、オフェンスの動きが停滞し、タフショットを狙わざるを得ない状況が続いたこと、ディフェンスリバウンドを取りきれないことで、東京羽田が次々と得点を重ね、点差が広がり始めた。特に、東京羽田のスリーポイント攻勢が際立ち、石川ヘッドコーチがタイムアウトを重ねるも流れを引き戻すには至らなかった。前半終了時点で16-38、クィーンビーズは22点差を背負う厳しい展開となった。

クィーンビーズは、前週の皇后杯トヨタ紡織戦のように、沈んだまま試合を終えるのかと不安がよぎる。しかし、第3クォーターに入ると、「攻めるしかない」と気持ちを切り替え井上 桃子の連続得点でスタートを切る。前半よりもボールと人の動きが改善され、片山、渡邊、濱西のスリーポイントが決まり、8点差に迫る場面を作る。会場の熱気が一気に高まったが、東京羽田はここから本橋菜子にゲームコントロールを託し、終盤には加藤 優希の得点で再び主導権を握った。第3クォーターは36-48、点差12点で最終クォーターを迎えた。

第4クォーター、クィーンビーズは井上、土田 帆乃香、片山の得点で追い上げを図り、池田 沙紀のルーズボールへの執念や濱西のフリースローで6点差まで迫る。この日最大の声援が選手たちを鼓舞した。しかし、勝負どころでリバウンド争いで優位に立てず、本橋のスリーポイントで再び点差を広げられた。終盤、東京羽田は加藤、本橋の両ベテランが要所を締め、試合を完全にコントロール。クィーンビーズは57-66で敗戦し、今季の対東京羽田戦は5連敗で終了となった。 昨日、改めて浮き彫りになった「勝負所での取り切る力」。

試合の流れが一方的になりそうな展開の中で、良い意味で「開き直り」ができたクィーンビーズは、攻守にわたって攻める姿勢を見せた。しかし、いま一歩のところで東京羽田を追い詰めるも、勝利には届かなかった。

年内最後のホームゲームとなったこの二日間、多くのファン・ブースターが会場に足を運び、声を枯らして選手たちを支え続けた。その熱い応援は確かにチームの力となった。 ファン・ブースター、そして協賛企業をはじめとした支援者の皆さんの想いを胸に、チームは更なる成長を目指して歩みを進める。

1ヶ月後に再開するリーグ戦。残り9試合は、今季の集大成となる重要な戦いだ。この先に繋ぐ9試合のために、この1ヶ月をどう過ごし、どのように成長するかが鍵となる。

プレミアへの挑戦権を得る2位以内の確保は上位チームの勝敗に左右される状況だが、この先に繋がる道を切り開くために、戦いは終わらない。

年明け1月11日・12日に控える三菱電機戦。 リーグ戦の後半戦、第二章の幕開けが1ヶ月後に迫っている。

二日間にわたる熱い応援、ありがとうございました。

ヘッドコーチ・選手の談話

石川幸子ヘッドコーチ

今日の試合では、特に自分たちの得点が伸び悩み、それがディフェンスにも影響して試合の流れを戻すことができませんでした。ただ、後半にしっかりプレッシャーをかけてアタックし続けたことは、相手と渡り合える可能性を示した部分でもありました。

前半は、得点が伸び悩み、パスの精度が低く、リングにアタックできない場面が目立ち、ブレイクで簡単に得点を許してしまったことが課題です。後半は、気持ちをリセットして攻守共にアグレッシブに行き、点差を詰める場面もありましたが、勝負どころでの判断力と集中力が不足していたため、追い切ることができませんでした。

若さや経験不足もあるが、それを理由にせず、勝負どころでの力強さを身に付ける必要があります。

次の三菱電機戦まで約1カ月間あります。この期間をしっかり活かして、体力づくりやゲームシチュエーションの練習を通して、強度と知識をさらに高めていきたいと考えています。ここまで頑張ってくれた選手たちと共に足りない部分を埋め、次戦では成長した姿で勝利をお届けしたいと思います。

キャプテン井上桃子

今日の試合は、前半で得点が伸び悩み、相手にスリーポイントを含めたシュートを次々と決められ、それに歯止めをかけることができず、自分たちの気持ちが下がってしまう時間帯がありました。この前半で開いた点差が、最後まで重くのしかかったと思います。

特に第2クォーターでは、相手にオフェンスリバウンドを取られ、それによってオフェンス回数を増やされ、シュートを決められる場面が多かったと思います。相手が気持ちで波に乗ってくるきっかけの一つがオフェンスリバウンドだと感じています。それを続けてやられたことで、自分たちの気持ちが落ちてしまった部分がありました。

後半は、皇后杯トヨタ紡織戦で点差が開いたときに、サチさん(石川ヘッドコーチ)から「開き直ることも大事だ」と言われたことを思い出し、全員で気持ちを切り替えてプレーすることができました。昨日とは違う球際の執念を見せられた部分もありましたが、それでも点差を詰めきることはできませんでした。

ここから1か月間、準備をしっかりと行い、次の試合では今日の課題を克服して臨みたいと思います。

片山菜々

前半は、ポストプレーに頼りすぎて連携がうまく取れず、ボールや人の動きが止まってしまう場面が多くありました。その結果、オフェンスの選択肢が限られ、リズムを作るのに苦労しました。後半は「もう前から行くしかない」と気持ちを切り替え、ポストに頼らず、ドライブを絡めた攻撃やパスワークが機能し、得点につながる場面も増えました。しかし、試合全体を通してそのリズムを維持することができなかったことが悔やまれます。

また、重要な局面でのミスや、ディフェンス時のコミュニケーション不足も敗因の一つだと感じています。特に、東京羽田のベテラン選手たちが勝負所で確実に得点を重ねてくる姿を目の当たりにし、自分たちもそのレベルに達する必要性を改めて痛感しました。

最終的には、どれだけ「勝ちたい」という気持ちをコート上で表現できるかが鍵になると思います。後半で見せた粘り強さを試合の最初から出せるよう、普段の練習から徹底して取り組んでいきたいです。

今日の敗戦は非常に悔しいですが、次の三菱電機戦に向けて、ゴール下での確実性を高め、チーム全体のコミュニケーションを改善し、勝利を目指します。

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