山梨クィーンビーズ

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悔しさを糧に、積み上げたチームの強さ

#23.井上 桃子

シーズン序盤の苦しみと立て直し

シーズン当初、『WIN ALL(ウィンオール)』をスローガンに掲げて活動してきました。しかし、東京羽田、そして三菱電機に開幕戦から4連敗してしまったときは、そのスローガンと自分たちの結果が噛み合わず、気持ちが追いつかない状態でした。どうやって立て直せばいいのか、何をすれば前に進めるのか、正直すごく悩んだ時期だったと思います。

しかし、その後の姫路戦で2連勝できて、そこから少しずつ勝ち星を積み重ねられるようになりました。勝ったときのチームの熱量や、ディフェンスの強度がどれだけ大事なのかを、そこでやっと実感できました。やはり勝つためには、それ相応のエネルギーが必要で、その経験を積んだからこそ、今のチームの形ができてきたのではないかと思います。

開幕からもっとしっかり勝ち切ることができていたら、今より上の順位を狙えたかもしれません。しかし、あの悔しさがあったからこそ、今の連勝につながっていると思いますし、これからの試合にも生きてくるはずです。

ホーム最終戦への想い

次の新潟戦はホームでの最終戦になります。今の順位をキープするためにも、とても大事な試合になります。しかし、やはりホームで戦えるというのは特別なことですし、会場に来たことがない人にもぜひ観に来てもらいたいです。

テレビでも放送されると思いますが、やはりバスケットボールは生で観る方が断然面白いです。試合のスピード感、選手同士のぶつかり合い、ゲームの展開の速さ――そういったものはテレビ越しでは伝わりきらないと思います。特に初めて観戦する方には、会場の雰囲気をぜひ体感してほしいです。例えば、連続得点したときの盛り上がり、苦しい展開の中で誰がどう声を出しているのか、そうした『生の空気』は会場に来なければ味わえません。試合の魅力は、そうした細かい部分からも伝わると思うので、ぜひ足を運んでいただきたいです。

ホームゲームの特別な力

アウェーの試合でも、クィーンビーズのブースターは本当に熱く応援してくださり、少人数でも声では負けていないと思っています。しかし、やはりホームは特別で、大勢の声援の中でプレーすることがどれだけ力になるかを実感しています。

アウェーでも素晴らしい応援の中で勝利を掴めた試合は何試合もありました。しかし、ホームではさらに自分たちの力を引き出してくれる声援があります。シュートを決めたときの歓声の大きさ、チーム全体で一緒に盛り上がれる感覚、それがホームならではのものです。観客の皆さんと一体となって戦えるのが、ホームゲームの魅力だと思っています。

どれだけ劣勢になっても、大きな声で応援してくださるブースターの皆さんの存在は、本当に力になります。その応援に応えるためにも、自分たちは全力でハッスルし、試合の入りから勢いを持ってプレーしていきたいです。

試合を観る上で、注目してほしいのはディフェンスの強度です。私たちは前からプレッシャーをかけるディフェンスを意識しているので、相手に対する守備の強度、そこからリバウンドを奪って速攻につなげる場面は、ぜひ観ていただきたいポイントです。

また、1対1の場面やリバウンド争い、ボールがないところでのポジション取りなど、生で観ないとわからない部分がたくさんあります。そうした細かい攻防こそ、実際に会場で観てこそ感じられるものだと思います。

ホーム最終戦、私たちも全力でプレーしますので、ぜひ会場で一緒に戦ってください。

印象に残る1枚

12月7日 東京羽田戦の写真です

ドルが今シーズン初めて試合に帯同できた写真です。
なかなか帯同できずに苦しい思いをしていたと思いますが、気持ちはいつも15人で戦っています!
最後のホームゲームもドルの気持ちを胸に頑張ります!

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